文系大学生のITスキル
2025-04-02 13:25:42

文系大学生のプログラミングスキル獲得の心理的障壁と展望

文系大学生のプログラミングスキル獲得の心理的障壁と展望



近年、ITスキルの必要性が高まる中で、文系大学生が感じる心理的なハードルについての調査結果が明らかになりました。特に、プログラミング教育が義務化される時代を迎えた中、彼らの思いやキャリアへの影響は無視できないものです。国際NGOプラン・インターナショナルが行った研究によると、プログラミング必修化前の最後の世代である現役文系大学生の71.8%が、プログラミングのようなITスキルを学ぶことに対して心理的障壁を感じていることが分かりました。

プログラミング・コンプレックスの実態



調査によれば、文系大学生たちは、プログラミング教育を受けている次世代に対して、羨望や不安を感じていることが明らかになっています。具体的には、35.8%の学生がデジタル化の進展をポジティブに捉えている一方で、32.2%は置いていかれるかもしれないという不安を抱いています。このような感情から、「プログラミング・コンプレックス」と呼ばれる心理的障壁が浮き彫りになっています。必要性を理解しつつも、実際に学び始める勇気を持てない状況が彼らにのしかかっているのです。

キャリアへの長期的な影響



次に、プログラミング教育の不足がキャリアに与える影響について触れましょう。調査の結果、55.6%の文系大学生がプログラミング教育がなかったことで自身の就職活動やキャリアに影響があると考えています。また、47.1%が必修だった場合、進路が変わっていた可能性があるとも回答しました。これは、プログラミングスキルが今後のキャリアにとって重要な要素であり、それを学ぶ機会が不足していることが彼らの進路選択に影響を与えていることを意味します。

プログラミング学習への意欲



一方で、文系大学生の中には「今からでもITスキルを学びたい」という意識が高まっています。53.9%がプログラミングを学ぶ意欲を示し、学習によって「幅広い職業選択が可能になる」という希望を抱いています。特に、高収入を狙える職業へ進むためのスキルとしての価値が強調されています。56.9%の学生は、ITスキルを習得することで就活先が広がると信じています。

国際ICTガールズ・デーとイベントの開催



このような状況を受けて、プラン・インターナショナルは2025年4月24日、「国際ICTガールズ・デー」に合わせてイベント『ICTを味方につけて、私の未来をひらく』を開催します。このイベントでは、プログラミング必修化前最後の世代である女子学生を対象に、IT・デジタル分野の知識を深め、自身の可能性に挑戦する機会を提供します。また、タレントの高山一実さんをゲストに迎えたトークセッションやプログラミングワークショップも予定されています。

まとめ



プログラミング必修化前の文系大学生たちは、心理的なハードルを抱えながらも、今後のキャリアを見据えてITスキルを学ぼうとしています。彼らが自信を持ってアプローチできるような環境づくりが課題であり、このような取り組みが今後のデジタル社会における彼らの可能性を広げることにつながることを期待します。プラン・インターナショナルは、こうした声に応えるべく、引き続き活動を続けていく考えです。


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