LogStare、Box向けのログ分析テンプレートを発表
ITセキュリティの専門会社である株式会社セキュアヴェイルの100%子会社、株式会社LogStareが、次世代マネージド・セキュリティ・プラットフォーム「LogStare」に、クラウドストレージサービスBoxのログ分析テンプレートを追加したことを発表しました。この新機能により、企業は不正アクセスの早期発見や、誤ったファイルの公開設定による情報漏洩を防ぐことが可能になります。
プラットフォーム「LogStare」の特長
LogStareは、日本製の純国産マネージド・セキュリティ・プラットフォームであり、ネットワーク監視、ログ管理、AIによる予測分析の機能を備えています。このシステムでは、クラウドからオンプレミスまで、企業のITシステムからのログを集中管理し、可視化することによって、容易にIT担当者の運用仕事をサポートします。企業のIT環境がますます複雑化する中で、LogStareは統合的なアプローチを提供し、効率的な運用を実現します。
クラウドストレージの活用とセキュリティリスク
近年、企業はBoxやMicrosoft 365などのパブリッククラウドサービスを積極的に取り入れるようになっています。これは、業務の利便性を向上させる一方で、マルチクラウド化による管理ツールのサイロ化や運用業務の煩雑化が懸念されています。LogStareは、これまでにもMicrosoft 365やAWSに対応したログ分析を行ってきましたが、新たにBoxのログ分析機能を追加し、企業のIT運用をより効率的にサポートすることを目指します。
提供されるテンプレートには、ログイン履歴の可視化を通じて不正アクセスを早期に発見する機能や、誤って外部へファイルが公開されてしまった場合のリスクを把握するためのレポートが含まれています。また、ログインの成功・失敗の推移を示すグラフ機能も備えており、特定の時間帯における不正アクセスの可能性を示唆する情報を提供します。
Interop Tokyo 2024での発表
LogStareは、今年6月に行われた国内最大級のインターネットテクノロジーイベント「Interop Tokyo 2024」でこのBox向けログ分析機能を先行公開しました。特に注目されたのは、日次・週次・月次で定期的にレポートを自動生成できるシステムや、セキュリティリスクと考えられる出来事に対するアラート通知機能です。これらの機能は、Boxのユーザーおよび販売パートナーから高い評価を受けています。
LogStareは今後もBox向けのログ管理機能を強化し、年内にはクラウドからクラウドへのログ自動収集および保管機能をリリースする予定です。これにより、企業のセキュリティ体制は一層強化され、安心してサービスを利用できる環境が整うことでしょう。
会社概要
株式会社LogStareは、2020年8月に設立され、セキュアヴェイルの出資を受けて運営されています。AI技術を用いて高精度なログ管理と監視を実現する国内メーカーとして、4800社以上の導入実績を持っています。LogStareは、企業内のあらゆるデータを一元管理し、リスクを迅速に発見するための新しいソリューションを提供し続けています。
安全で役立つサービスを提供することが企業にとって重要であり、LogStareはその要求に応えるために、高度な技術革新に取り組んでいます。今回のBoxログ分析機能の導入は、その一環として位置づけられます。企業はこれを利用することで、自社のセキュリティをさらに強化し、リスクを最小限に抑えることができるでしょう。
Boxログ分析 製品リーフレット
Boxログ分析 デモ動画