Algomaticが発表、マーケティング特化型AI『ネオデザインAI』が新たなクリエイティブ制作を支援

Algomaticのマーケティング特化型AI『ネオデザインAI』とは

株式会社Algomatic（本社：東京都港区、代表取締役：大野峻典）が、2025年6月下旬よりトライアル提供を開始する予定の画像生成AIエージェント『ネオデザインAI』に注目が集まっています。このAIは、マーケティングに特化した機能を持ち、企業がより効率的にクリエイティブコンテンツを制作するためのツールとして期待されています。

1. 背景

近年、消費者の価値観や行動パターンが増加する中、企業のマーケティング戦略も大きな変化を求められています。特に、多様化した顧客とのコミュニケーションを円滑に行うために、マーケティング施策の最適化が求まれています。とはいえ、現実には販促物の制作業務が増える一方で、その効率化が進まずコストが急上昇しています。これが企業にとって大きな課題となっている現状です。

また、2022年にはChatGPTの登場により、多くの画像生成AIモデルが開発されましたが、商用利用にはいくつかの課題が残っています。例えば、生成した画像の修正ができなかったり、デザインガイドラインに沿った制作が難しいなど、企業が実際に利用するにはそれなりのハードルが存在しました。

2. ネオデザインAIの特徴

2.1 高品質な画像生成

『ネオデザインAI』は、従来のクリエイティブのトーン&マナーを踏襲したデザインテンプレートを基に、商材の要件を反映した画像を生成します。このことで、マーケティング活動におけるクリエイティブ制作の工数削減と品質向上を実現し、企業と顧客とのコミュニケーションを活性化することが目的です。

2.2 内製化の促進

この画像生成AIは、専門的なデザイン知識を持たない人でも商用に使える画像を短時間で生成可能です。これによって、クリエイティブ制作の内製化がサポートされ、外注にかかるコストの削減に寄与します。

2.3 全工程を事情担当者が完結

企画担当者が生成AIと共同作業を行うことで、クリエイティブ制作の全工程を完結することが可能です。これにより、コミュニケーションコストを削減し、迅速なアウトプットが期待できます。これまで発生していた何度も行われるやり取りによる時間のロスを減少させることも可能にします。

2.4 編集可能なデザインファイルの生成

『ネオデザインAI』は、レイヤー別に編集可能なデザインファイル形式で出力することが可能で、最終的な品質管理や調整を人の手によって行うことができます。一般的なAI生成画像では修正が難しいため、この機能は大いに役立つでしょう。

3. 今後の展望

『ネオデザインAI』はこれから、広告効果の測定やソーシャルリスニングなど様々なデータと連携した機能が追加される予定です。これにより、デザイナーはもちろん、非デザイナーにも有益なクリエイティブ制作プロセスの最適化が進められることとなるでしょう。企業のクリエイティブ業務の生産性向上が期待でき、さらには日本全体の競争力の増強にも貢献することを目指しています。

4. 事業責任者のコメント

Algomaticの執行役員AI Transformation/AXカンパニーCEO、鴨居啓人氏は、顧客との接点の多様化やOne to Oneマーケティングの進展により、企業が多様な画像クリエイティブを迅速に制作する必要性が高まっていることを認識しています。そこに『ネオデザインAI』が新しい解決策を提供することを目指しています。