『Ruby biz Grand prix 2025』の開催と受賞企業
2025年11月6日(木)、島根県のくにびきメッセにて「Ruby biz Grand prix 2025」が盛大に開催されました。このグランプリは、プログラミング言語Rubyを活用し、ビジネスで新たな価値を創出するサービスや商品を表彰するものです。今年で11回目を迎える本イベントでは、様々なサービスが注目され、最終的に大賞と特別賞、さらにAIxRuby賞といったカテゴリで受賞者が選出されました。
受賞者の発表
今年の大賞には、STORES株式会社の「STORES」とRIZAP株式会社の「chocoZAP(チョコザップ)」が輝きました。両社とも、Rubyの活用を通じて業界に新たな風を吹き込んでいます。
大賞受賞サービスの紹介
小売・飲食・サービス業向けに特化したプロダクトを提供しており、中小事業者の店舗運営を支えるために開発されています。顧客データを基にしたサービスが、持続的な売上成長を支援しています。
- - RIZAP株式会社「chocoZAP(チョコザップ)」
コンビニのような感覚で通えるジムを提供し、健康に加えて美容や楽しみを加えたサービスを展開しています。月額2,980円というリーズナブルな価格で、利用者がストレスなく健康を意識できるようサポートしています。
特別賞・AIxRuby賞の受賞サービス
特別賞
次に、特別賞の受賞サービスも紹介します。
法人向けにデバイス管理を一元化するシステムで、端末の稼働状況の把握やセキュリティ管理を効率化。法人の情報資産運用を安全に支援します。
AIを活用した次世代型家計簿。自然な形でお金の管理ができる環境を提供し、使いやすさが特長です。
生鮮品のECサイトを運営し、全国から新鮮な水産品を手軽に注文できるサービスを展開しています。
AIxRuby賞
AIxRuby賞には、以下の2つのサービスが選ばれました。
対話型音声AIを使い、多様な業界に導入されているこれらのサービスは、業務効率化に貢献しています。累計3.5万アカウントを持つ実績がその証です。
製造業向けの請求書管理ツールを提供し、業務を効率化することに成功しています。
表彰式の様子
表彰式では、主催者からの挨拶があり、その後ファイナリスト企業によるプレゼンテーションが行われました。受賞者が壇上で表彰状やトロフィーを受け取る際には、特別な喜びと感動がありました。特に、審査委員長のまつもとゆきひろ氏は、Rubyを用いたビジネスの成長を願い、来年も多くのサービスの応募を期待していると述べました。
イベントの背景
Ruby biz Grand prixの意義は、ただ表彰するだけではありません。このグランプリを通じて、Rubyの持つ可能性を広め、技術革新を促進することが狙いです。実行委員会の委員長である井上浩氏は、RubyWorld Conferenceとの同日開催を通じて、より多くの人々にRubyの利用促進を図る意義を語りました。
このように、『Ruby biz Grand prix 2025』は、技術的な革新とともに実践的なビジネスの成長を支援する重要な場であり、今後の展開に大いに期待が寄せられています。未来のRubyを利用したサービスの成長にご注目ください。