カクタス・コミュニケーションズと京都大学の共同研究開始
カクタス・コミュニケーションズ株式会社(以下「カクタス」)は、京都大学医学部附属病院との共同研究を通じて、AI英語論文執筆支援ツール「Paperpal」の導入効果を評価するプロジェクトを2026年3月からスタートさせることを発表しました。
共同研究の目的
この研究の中心的な目的は、AIツールを用いることで、研究者の論文執筆や研究成果の発信にどれだけの効果があるかを検証することです。具体的には、論文の発表数や引用率、被引用トップ10%に入る論文の割合といった指標を用いて、実際のデータからその影響を調査していきます。
現在の日本の研究力の課題
近年、日本の研究シーンでは、論文の生産性や国際的な影響力が低下しているという懸念があります。特に、医学分野では研究成果の国際発信力を高めることが非常に重要視されています。それに伴い、研究者たちは限られた時間の中で、英語での論文執筆という大きな課題に直面しています。特に非英語母語話者の日本の研究者にとっては、言語的な壁がさらなる負担となっています。
AIによる支援の期待
今回の共同研究は、AI技術がどのように研究活動の効率化や生産性の向上に寄与できるかを探る貴重な機会となります。カクタスの代表取締役 湯浅 誠氏は、「研究者が言語的制約や時間的制約を乗り越えて、円滑に研究成果を発信できるように、AIと専門家サービスを通じて支援を行ってきた」と述べています。彼はこの共同研究が、AIツールの有用性を定量的に評価し、今後の研究現場でのツール利用に関する重要な一歩になると強調しています。
将来的なビジョン
カクタスは、京都大学医学部附属病院との連携を強化し、研究者の論文執筆負担を軽減し、研究成果の発信を加速するための研究活動の生産性向上に努めていく計画です。研究結果については、終了後に学会や学術論文を通じて広く公開される予定です。
Paperpalとは
AI英語論文執筆支援ツールPaperpalは、カクタス・コミュニケーションズが提供しているサービスブランドです。このツールは、過去20年以上にわたって蓄積された校正ノウハウを学習しており、プロの校正者に近い正確さでリアルタイムな英語表現の提案を行います。
カクタス・コミュニケーションズについて
カクタスは2002年に設立され、科学コミュニケーションとテクノロジーの分野で活動しています。現在、東京や海外のさまざまな都市にオフィスを構え、多様な専門家が連携し、研究者向けのソリューションを提供しています。また、同社は「働きがいのある会社」としても高く評価されています。
この新たな共同研究は、今後の日本の研究環境におけるAIの活用の道を開く重要な試みとなるでしょう。