日立の再生医療プラットフォーム
2026-05-19 13:00:29

日立製作所、再生医療の未来を切り開くプラットフォームを提供開始

日立製作所が開発した再生医療向けプラットフォーム



株式会社日立製作所は、細胞から組織を生成する革新技術を持つバイオベンチャー、株式会社セルシードに向けて、再生医療用のバリューチェーン統合管理プラットフォーム「Hitachi Value Chain Traceability service for Regenerative Medicine(HVCT RM)」の提供を開始しました。2026年4月から運用が始まります。このプラットフォームは、細胞の採取から、製品の生産、輸送、最終投与に至るサプライチェーン全体を最適化し、再生医療製品の管理をサポートします。

HVCT RMの新機能とその利点



新たに搭載された「リソース予約管理機能」は、再生医療製品の出荷スケジュールを効率化することを目的としています。セルシードが製造できる細胞の培養状況を基に、出荷可能な日程が自動で立案され、これに基づいて医療機関が希望日を選択・予約できるシステムです。これにより多くの関係者がリアルタイムで最新のスケジュールを共有し、スケジュール調整に関わる手間を大幅に削減できます。

この取り組みは、確実かつ効率的なスケジュール調整、ヒューマンエラーの防止に寄与し、再生医療の実用化に向けた進展をサポートしています。

セルシードの役割とその技術



株式会社セルシードは、細胞同士をシート状に結合させる独自技術「細胞シート工学」により、再生医療の実用化を進めています。この技術は、変形性膝関節症患者の損傷した関節軟骨を修復するための「同種軟骨細胞シート」の臨床応用に向けた重要なステップとして、現在第3相臨床試験を行っています。さらに、食道がん内視鏡手術後の狭窄予防のための「食道再生上皮シート」製作にも取り組んでいます。

日立の設立したHVCT RMは、再生医療分野の重要な課題に対する解決策を提供し、さらに、質の高い製品の生産と出荷管理のトレーサビリティを確保します。

日立の医療分野での取り組み



日立は、再生医療の全体的な課題解決に貢献すべく、バリューチェーン全体に関わるシステムやプロダクトの提供を行っています。具体的には、製造・品質管理システム「HITPHAMS」など、医薬品業界向けの豊富な実績を持つ製品展開を行っています。また、再生医療の関連技術は、大阪の未来医療国際拠点「Nakanoshima Qross」をはじめとする各地のショールームでも展示され、今後のお客様との連携に向けたプラットフォームとして機能しています。

今後の展望と業界への貢献



日立では、HVCT RMの機能強化を図り、再生医療製品のデファクトスタンダードとなることを目指しています。また、セルシードは、原材料の採取から製品出荷までトレーサビリティを確保し、高い品質管理を行っていくことで、再生医療の未来に貢献する考えです。加えて、再生医療業界全体のデジタルトランスフォーメーションを推進し、次世代の医療を支える基盤を築くことを目指しています。

結論



日立製作所とセルシードの連携は、再生医療分野の発展において重要な役割を果たすことになるでしょう。臨床試験における新しい技術やプラットフォームの導入は、未来の医療を革新する可能性を秘めています。今後の展開に注目が集まります。


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会社情報

会社名
株式会社 日立製作所
住所
東京都千代田区丸の内一丁目6番6号
電話番号

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