白馬岩岳マウンテンリゾート、来場者数が4期連続で過去最高を達成

白馬岩岳マウンテンリゾート、グリーンシーズン大成功の理由

長野県の白馬岩岳マウンテンリゾートは、2024年のグリーンシーズンにおいて、前年比118%の約25.5万人という驚異的な来場者数を達成しました。この数値は、過去4期連続での最高記録とされ、多くの観光客を惹きつける要因について深掘りしていきます。

1. 激変する観光業界への対応

近年、国内スキー・スノーボード人口の減少、気候変動がもたらす不安定な降雪、さらには新型コロナウイルスによる影響と、白馬岩岳は数々の困難に直面してきました。そんな中で、「世界水準のオールシーズンマウンテンリゾート」としてのビジョンを持ち続け、積極的にリニューアルを進めてきました。特に、2017年以降は多様なアクティビティを提供することで、来場者の増加を促進しました。

2. イベントと新施設の導入

「岩岳マウンテンバイクパーク」の設置（2017年）や、「HAKUBA MOUNTAIN HARBOR」のオープン（2018年）はその一部です。さらに、「Iwatake Green Park」（2019年）や、話題の「ヤッホー！スウィング presented by にゃんこ大戦争」（2020年）など、多くの新しいアトラクションが誕生しました。2022年には「白馬ヒトトキノモリ」がグランドオープンし、これらの取り組みが功を奏し、2021年にはグリーンシーズンの来場者数がウィンターシーズンを超える結果に至りました。

3. 成長を続ける誘客戦略

特筆すべきは、グリーンシーズンにおいて「冬よりも夏に多くのお客様が来場するスキー場」としての新たな実績です。2024年夏には、恒例の絶景ヨガイベントや「Soup Stock Tokyo白馬店」の初営業が実現し、来場者数は増加しました。特にGW期間中には、約21,500人が訪れ、過去3年で最高の来場者数を記録しています。

4. インバウンドの増加と新たな魅力

紅葉シーズンには、特に東南アジアからのインバウンド客が目立ち、全体で約16,000人が来場しました。このように、国内外からの多様な来場者に対して、さらなる魅力を提供することが求められます。特に、MTBパークは2016年と比べて12倍の来場者数に達し、地域の活性化に貢献しています。

5. 今後の展望と取り組み

これからも白馬岩岳マウンテンリゾートは、大自然を活かした新しい取り組みを続けることを約束しています。例えば、秋にオープン予定の「白馬ジャイアントスウィング」や、さらなるアクティビティの充実を図ることで、訪れるすべての方々に感動とわくわくを提供することを目指します。自然の素晴らしさとウィンタースポーツの楽しさを多くの人々に届けるため、これからも挑戦し続けます。