積水ハウスのANDPAD導入
2025-05-27 10:40:17

積水ハウス、クラウド型施工管理サービスANDPADを全グループで導入

積水ハウスが「ANDPAD」を導入



2023年、積水ハウス株式会社が、その施工管理業務を効率化するために、アンドパッドが提供するクラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」を全グループで導入することを決定しました。この動きは、建設業界が直面する様々な課題に対応するものであり、特に人材不足や生産性の向上を目的としています。

建設業界の課題と背景



近年、建設業界では従事者の高齢化が進むとともに、人材不足や生産性の低さが問題視されています。2024年4月には残業上限規制が適用され、さらに2025年4月には「4号特例」の縮小や「省エネ基準適合義務化」が始まります。これにより特にハウスメーカーや工務店にとって、業務が一層厳しさを増すことが予想されています。

積水ハウスは、創業から数えて60年以上の実績を持ち、270万戸以上の住宅を建築してきたトップクラスの住宅メーカーです。こうした背景を踏まえ、同社はグループ全体で施工管理業務の標準化を進めることを決定しました。これは、将来を見越し業務効率を高めつつ、施工力の強化を目指すものです。

ANDPADの導入とその効果



「ANDPAD」は、建設プロジェクトの管理におけるシェアNo.1のクラウドサービスです。このサービスを通じて、施工管理に関する基幹システムの刷新を行い、グループ会社および外部工事店が共通のシステムを利用することにより、図面や工程表、検査記録、入退場管理などのデータを一元的に管理します。これにより、現場監督は遠隔から作業指示を出し、情報の透明性が高まります。

また、今後はヒューマンエラーの削減や情報伝達の円滑化による職場環境の改善が期待されます。これらは全て、施工現場がより効率的に運営されるための重要な要素です。

業務委託契約の締結と導入プロセス



ANDPADの導入にあたり、積水ハウスはアンドパッドとの間で業務委託契約を締結しました。これは、基幹システムとのデータ連携や現場での運用設計および導入を支援するためです。すでに、一部業務では「ANDPAD」の運用が開始されており、その効果が期待されています。

導入の際に重視されたのは、現場での定着サポート力や業務効率化、さらにコスト削減でした。アンドパッドはその優れた機能とサポート体制で、高い評価を受けています。

まとめ



今回の「ANDPAD」の導入は、積水ハウスにとっての大きな一歩です。建設業界の直面する様々な課題に対処し、持続可能な業務運営を実現するための施策として、注目が集まります。今後の展開に期待が寄せられる中、業務効率化の成果がどのように現れるのか、業界全体に影響を与える重要な試みとなるでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社アンドパッド
住所
東京都千代田区神田練塀町300番地住友不動産秋葉原駅前ビル8階
電話番号
03-6831-4550

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