新刊重版決定!
2026-01-29 12:28:13

遠藤周作の新刊『影に対して母をめぐる物語』重版決定!

遠藤周作の新たな物語が再び世に送り出される



2026年度の大学入学共通テストにおいて、国語の選択問題として出題された遠藤周作の小説『影に対して母をめぐる物語』が話題になっています。その反響を受けて、この小説の重版が決まりました。大学入試という重要な場で取り上げられた作品が再注目されることは、著者にとっても名誉なことです。

この小説は、遠藤周作が生前に書き上げていたにもかかわらず、発表されることがなく、2020年に未発表の草稿と清書原稿が長崎市の遠藤周作文学館で発見されたことがきっかけで、遂に世に出ることになったのです。この作品の魅力は、著者の代表作とも言える「母」というテーマに深く関わり、家族についての考察が色濃く描かれている点にあります。

小説の背景と登場人物


『影に対して母をめぐる物語』は、六篇の短篇から成り、その中心には母親の存在があります。書き手は、母親を様々な角度から捉えて描写し、彼女が必ずしも優しさに満ちた存在ではないと示しています。しかし、一方で母から見捨てられる者はいないという普遍的な真実も語られています。

主人公は、親が離婚したことで幼い頃から葛藤に悩まされる男です。著者の得意とする「母と子」の因縁と、そこに伴う人生の選択が物語の中で展開されており、どの読者にも共鳴できる部分があるでしょう。

遠藤周作の文学への理解


遠藤周作は1923年生まれで、死亡するまでに多くの文学作品を世に送り出しました。彼の作品は、かつて自身が経験したことや感じたことをもとに、日本の精神風土やキリスト教的な価値観を探求しています。代表作には『海と毒薬』や『沈黙』などがあり、彼が果たした役割は、現代文学において非常に重要です。また、彼はユーモアを交えた作品や歴史小説も多く書いており、幅広いジャンルでファンに親しまれています。

重版発売の詳細


『影に対して母をめぐる物語』は2023年2月25日に新潮文庫より発売され、定価は649円(税込)で、ISBNは978-4-10-112340-0です。特に高校生や大学生にとって、国語の参考書としても役立つ一冊となることでしょう。重版決定を機に、より多くの読者に届くことを期待しています。

この書籍は、ただの物語ではなく、人生の様々な選択を迫られる私たちに、深い洞察と共感を与えてくれる作品であることは間違いありません。どうぞこの貴重な文学を手に取って、遠藤周作の世界を感じてください。


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会社情報

会社名
株式会社新潮社
住所
東京都新宿区矢来町71
電話番号
03-3266-5220

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