障害を抱える方々に向けた就職支援イベント『poshulou Job-EXPO 2024秋』が、2024年10月18日に開催されました。このイベントは、株式会社TMJが主導するプロジェクトの一環であり、障害者雇用の促進を目的としたものです。
参加企業と求職者の熱気
当日は、障害者雇用に注力する13社の企業がブースを出展、中には大手企業も含まれています。さらに、障害者の支援を行う団体も参加し、求職者たちと直接の対話の場を実現しました。平日にもかかわらず約166名の求職者と支援者が訪れ、活気ある交流が行われました。この大規模な参加者数は、企業のニーズに応えるかたちで障害者雇用に対する関心の高まりを反映しています。
多様な支援ブース
『ポシュロウジョブエキスポ』では、企業の説明を聞くだけではなく、複数のサポートブースが用意されていました。具体的には、キャリア相談、求人相談、模擬面接、書類添削などのブースが設けられ、個々の状況に応じた具体的なアドバイスが行われました。参加者は、これらのブースを利用しながら、自己のキャリア形成に向けた実践的な知識を得ることができました。
参加者の圧倒的な高満足度
イベントへの出席者からのフィードバックでは、92%が「次回も参加したい」と回答。参加者の中には「他とは違いカジュアルに参加できた」と感じる声や、「企業担当者との距離が近く、深いコミュニケーションが取れた」との意見も多く寄せられました。出展企業も、参加者との接点が多く、採用に向けての価値ある経験ができたと評価しています。
ポシュロウラボへの期待
このイベントは、セコムグループのTMJが設立した「ポシュロウラボ」に基づくもので、企業が障害者を雇用しやすくするための多角的な支援を提供するものです。『ポシュロウラボ』では、採用だけでなく、人材定着や育成に向けた「コンディション管理機能」なども実装されており、長期的なキャリア形成を後押しします。特に、障害を持つ方の心身の健康状態を可視化するシステムは、企業側と従業員双方にとって有意義と言えるでしょう。
イベントの今後と未来像
今後も『ポシュロウジョブエキスポ』は定期的に開催される予定で、企業に向けた障害者雇用のサポートを強化していきます。一方で、参加者が自分らしく働ける環境を整えるために、企業側の課題も一緒に解決していくことが求められています。このような取り組みを通じて、私たちが目指すのは、障害があっても働きやすい、持続可能な社会の実現です。
最後に
『ポシュロウ』は、働くことに障害のある方を支援するためのWebサービスも展開しており、登録を通じて多様なリソースにアクセス可能です。これらの施策を通じて、障害を持つ方々が自分の力を発揮し、企業との架け橋となることを期待しています。