BooostがGHGプロトコルScope 2改定に賛同
東京都品川区に本社を置くBooost株式会社は、国際的な温室効果ガス(GHG)報告基準であるGHGプロトコルScope 2の改定案に賛同しました。さらに、日本の特有の再生可能エネルギー調達環境や企業実務に基づいた建設的な意見も提出しました。この取り組みは、企業のサステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)を支援するために進められています。
GHGプロトコルScope 2とは?
GHGプロトコルScope 2は、企業が電力を使用することによって生じる間接的な温室効果ガス排出量を測定する基準です。この基準は世界中で広く使われており、企業が排出量を把握し、削減目標を設定するための重要なツールです。2025年10月20日には新たな改定案が公表され、詳細な要件が提示されました。
認識の重要性
Booostは、ネットゼロの実現に向けた取り組みを進展させる上で、企業の電力市場や実務実態に適合した制度の設計が必須であると考えています。今回のパブリックコメントは、GHGプロトコルの改定趣旨に賛同し、日本企業が直面している実務環境を踏まえた具体的な意見を提供することを目的としています。
パブリックコメントの主な内容
Booostが提出した主な意見は以下の通りです。
1. Scope 2定義の明確化への賛同
改定案に示されたScope 2の定義や役割を明確化し、排出のプロセスを整合的に理解できるようにすることを支持しています。また、排出情報の整理が進むことで、企業の努力がよりわかりやすく見えるようになることも期待されています。
2. 情報の有用性と透明性の向上
改定案によって、より正確な排出量と再生可能エネルギー使用量の可視化が可能になることは、投資家や保証機関に必要とされる重要な情報基盤の強化につながると評価しています。
3. 地域特性への配慮
日本では再生可能エネルギー発電地点が限られており、需要地との距離も大きいため、実際の電力調達や価格形成に影響する要素についての慎重な検討が必要です。この点においても、現実的な運用のあり方を提案しています。
4. 地域間の公平性への考慮
排出係数や市場データの整備状況が地域によって異なるため、制度が特定の地域に不利に働かないよう配慮した設計が必要です。
Booostの「booost Transition Driver」
Booostは、「booost Transition Driver」と呼ばれる独自のサービスを提供しています。このサービスは、エネルギーデータの収集から分析、再生可能エネルギーの調達戦略までを包括的に支援するものです。企業がGHGプロトコルScope 2の改定に基づいた意思決定を行う際、データを効果的に活用した支援を行っています。
未来に向けて
今後もBooostは、GHGプロトコルScope 2改定の意義を強調し、日本企業の実務実態を考慮した情報発信や制度設計のプロセスに積極的に貢献していく所存です。また、実効性のあるルール形成に向けて主体的な役割を担い、サステナビリティの推進に寄与します。
会社概要
Booost株式会社は、サステナビリティ関連の情報管理や戦略支援を行っており、2024年には「日本をSX先進国へ」プロジェクトも立ち上げました。このプロジェクトでは、サステナビリティ関連情報の開示義務化に対応し、企業価値向上に向けた取り組みを進めています。