認知症予防と収益の両立を目指して
株式会社スマートスタートが開発したトレーニング機器「REAXION(リアクション)」が、2025年4月から本格的に展開されます。同社は、この機器が認知機能向上に寄与するだけでなく、介護施設の収益力アップにも貢献すると発表しています。さらに、「REAXION CLOUD」という新たなクラウドサービスもリリースされ、ITリテラシーがなくても簡単に利用できる仕組みが整備されています。
1. 認知症と介護業界の現状
日本は超高齢社会に突入しており、認知症が死因の第一位となっています。高齢者やその家族、また社会全体にかかる負担は日々増大しており、処方されるケアやサービスに対しても高いニーズが存在します。しかし、介護施設は競争が激化し、経営状態は厳しいものとなっています。そのため、スタッフ不足や複雑な業務によって、期待されるはずの保険加算の利用が進まないケースも多いのが現状です。
2. 「REAXION」の特長とKIS認証
「REAXION」は、川崎市が推進する介護・福祉機器の認証制度「KIS認証」を2025年3月に取得しました。この承認を受けたことで、導入施設にとっての安心感が増し、認知機能と身体機能のトレーニングが同時に行える点が大きな特長です。音や映像を通じてコミュニケーションを取りながら、楽しんでトレーニングできる環境が整っています。これにより、利用者の意欲が高まり、継続的な利用が期待できるのです。
3. 「REAXION CLOUD」の革新
新たに登場する「REAXION CLOUD」では、AIを活用して利用者に最適化された訓練計画を自動生成する機能があります。これにより、専門スタッフが不足している状況でも、個別の訓練計画が簡単に整えられるのです。また、訓練結果をLIFEシステムにスムーズに報告できるため、効率的なデータ管理が実現されています。
3.1. DXによる業務効率化
一方で、業務の効率化にも寄与しており、訓練の進捗や成果をリアルタイムで管理できるため、手間のかかる文書作成を軽減することができます。これによって、スタッフはケア業務により集中できるようになり、より良いサービスが提供できるようになります。
4. 利用者のQOL向上
「REAXION」は、個別機能訓練加算を容易に取得できるため、収益を向上させつつ、利用者の生活の質(QOL)も向上させます。楽しみながら認知機能トレーニングに取り組むことで、家族にとっても安心感が生まれるのです。
5. 代表取締役奥島康志のコメント
「川崎市のKIS認証取得は、私たちの努力が実を結び、REAXIONの品質と介護現場での有用性が認められた証だと考えています。私たちは、DX・AIを活用し、全てのスタッフが一緒に効率よく働ける環境作りに努め、利用者に最大の利益を提供する新しい介護のスタンダードを目指します。」と、代表取締役の奥島康志は述べています。
6. 今後の展開
今後、全国に向けて多業種への普及を計画しており、自治体や医療機関との協力を強化する方針です。また、機能拡張やAIの高度化を通じて、利用者にとってさらなる利便性の向上を目指しています。
会社概要
- - 会社名: 株式会社スマートスタート
- - 代表者: 代表取締役 奥島康志
- - 所在地: 東京都千代田区六番町1-1恩田ビル3階
- - 事業内容: ヘルスケア機器の開発・販売、クラウドサービスの企画・運営
- - URL: スマートスタート
お問い合わせ先
株式会社スマートスタート 広報部 尾高
TEL:03-3556-9988
E-mail:
[email protected]