ベスカ、Verifone Engageシリーズを日本で初提供しペイメント強化

ベスカが導入するVerifone Engageシリーズ

ベスカ株式会社が、日本で初めてVerifone Engageシリーズを導入し、マーチャント向けのペイメントサービスとソリューションを充実させました。この取り組みは、日本国内の小売業やサービス業の効率化を図るもので、顧客との多様なインタラクションを可能にし、売上向上を支援することを目的としています。

パートナーシップによるメリット

米国のVerifoneと提携することで、ベスカは最新のテクノロジーを活用し、日本市場に特化したソリューションを提供します。この連携により、業績改善や顧客ロイヤリティの向上を目指すマーチャントにとって、価値の高いサービスとなるでしょう。特に、キャッシュレス化が進む中で、迅速かつ安全な決済方法が求められています。

EMV対応と新技術の導入

日本は、現金主義の経済である一方で、2020年の東京オリンピックを見据えたEMV（Europay, Mastercard, Visa）対応が求められています。これに対し、ベスカはVerifone Engage V200cカウンタートップ端末とP400 PINパッドを導入し、日本のEMV仕様を満たしつつ、インタラクティブなユーザー体験を提供します。マーチャントは、顧客に対してパーソナライズされたオファーやロイヤリティプログラムを通じて、購買体験を向上させることができるのです。

市場のニーズに応える

Aite Groupのシニアアナリスト、タード・ピーターソン氏によれば、日本のマーチャントが直面する最大の課題は、業績向上と顧客ロイヤリティの強化です。これを解決するためには、最新テクノロジーの受け入れが必須であり、Verifoneのペイメントソリューションはそのニーズに応えるものとなります。日本国内におけるさまざまなビジネスニーズに応えるために、両社の協力関係はさらに重要です。

機能の拡張と新たなサービス

また、ベスカは新たに「Verifone Ark」というエンドツーエンドのペイメントサービスを発表しました。この新システムにより、商用端末であるVerifone Engageシリーズを通じて、マーチャントはSony FeliCa™を含むさまざまな非接触型決済手段にも対応可能となります。これにより、日本市場におけるキャッシュレス決済の選択肢が大幅に増加します。

今後の展望

このパートナーシップにより、ベスカはマーチャントに対し、多様なニーズに応える高機能なペイメントソリューションを提供します。Verifoneのテクノロジーを活用し、特に小売業や飲食業におけるマーチャントには、さらなるビジネスチャンスの拡大が期待されます。今後、ベスカはクライアントやパートナーからなるエコシステムのコラボレーションを通じて、特化した機能やサービスを開発し続ける方針を示しています。

このように、日本国内におけるペイメントサービスの進化は、取り扱うテクノロジーの選択肢が増えることにより大きな一歩を踏み出しました。今後、ベスカとVerifoneの提携によって、マーチャントはより便利で安全な取引を行うことが可能になるでしょう。業界の動向に注目が集まる中、キャッシュレスの流れはさらに加速していくことが期待されます。