半導体を楽しく学ぶ新たな挑戦
2023年1月24日から26日まで横浜で開催された「YOXO FESTIVAL」で、株式会社レゾナックが新たに制作した半導体学習ボードゲームが初めて公開されました。このボードゲームの目的は、子どもたちが遊びながら半導体について学ぶ機会を提供することです。
現在、私たちの周りには自動掃除機やドローン、スマートフォンなど、様々な先端技術が溢れています。これらの技術の根底には、基礎となる半導体が存在します。しかしながら、多くの子どもたちは半導体について知識が薄く、興味を示す機会が少ないのが現状です。そこで、レゾナックの有志が「半導体について楽しく学んでもらいたい」という思いでこのゲームを開発。その結果、子どもたちはゲームを通じてCPUや通信モジュールがどのように組み合わさっているのかを体験し、理解を深めることができるのです。
YOXO FESTIVALの取り組み
今年で3回目を迎えるYOXO FESTIVALは、「イノベーション」をテーマにした都市型フェスティバルです。今回、レゾナックも参加し、「半導体後工程」をテーマとした「みらいテクノロジー工房エリア」が初めて設けられました。このエリアでは、地域の企業や大学が集まり、半導体技術を体験できるさまざまなブースが設けられ、来場者は未来の技術に触れる貴重な機会を得られました。
化学の面白さを伝えるために
レゾナックでは「化学の力で社会を変える」という理念のもと、2022年に「REBLUC(Resonac Blue Creators)」というコミュニティを立ち上げました。このコミュニティでは、化学の魅力を子どもたちに伝える活動を行っており、「なぜなぜマーケット」というイベントでは、化学を楽しむ体験を提供しています。「なぜなぜマーケット」のメンバーは、化学が難しいという色眼鏡で見られがちなことについて、「化学はとても面白く、社会に対する影響も大きい」と意義を語ります。彼らは、イベントを通じて子どもたちに実験や試行錯誤が新しいアイデアを生む過程を体験してもらい、自ら考え挑戦する姿勢を育てたいと考えています。
今後の展望
レゾナックは今後、教育機関や行政、非営利団体などと連携し、共創やコラボレーションを拡大していきます。こうした取り組みを通じて、新しいイノベーションを生み出す土台を築いていく所存です。
会社情報
株式会社レゾナックグループは、2023年1月に昭和電工グループと昭和電工マテリアルズグループが統合し設立された企業です。グループは半導体や電子材料分野で世界No.1を誇り、年間売上高は約3,400億円に達します。今後も共創プラットフォームを活用し、国内外の半導体メーカーや関連企業と連携し、技術革新を加速させる計画です。詳細は
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