株式会社JMCと株式会社STGが業務提携を締結
2023年、株式会社JMC(横浜市)が株式会社STG(八尾市)と業務提携契約を結び、両社の製造及び販売活動において協力体制を確立することとなりました。これにより、双方の強みを活かしたものづくりを推進し、事業成長に向けた相互の支援が期待されています。
提携の背景と目的
株式会社JMCは、3Dプリンターや鋳造事業を通じてお客様のものづくりを幅広くサポートしています。特に、主力の鋳造事業は、業界内での競争が厳しい中でも積極的な設備投資を行い、非鉄砂型鋳造による新たな製造法の普及に努めています。高付加価値な製品を提案するため、製造方法に縛られない選択肢の拡充を目指しています。
一方、STGは国内外で軽量かつ高精度な部品供給を行っており、持続可能な社会に向けた軽量部品の需要増加に対応しています。特に、マグネシウム合金やアルミニウムを使用した軽量部品の製造に強みを持っており、自動車や精密機械部品の分野で活躍しています。今回の提携により、STGは試作領域のバリエーションを増やし、営業提案力を強化することを目指しています。
今後の方針
両社は相互のリソースを活用し、従来難しいとされていた部品提案を実現していく方針です。技術者同士の交流を通じて製造工法に対する理解を深め、競争力の向上を図ります。この提携により、両社の製品やサービスを相互に提案することが可能となり、新たなビジネス機会の創出が期待されます。
事業成果への影響
本業務提携に関連して、JMCの業績には直ちに大きな影響はないと考えられていますが、長期的には両社の企業価値の向上につながると見込まれています。 JMCは、STGのダイカスト技術と生産体制を利用することで試作から量産まで、より適切な製造方法を提案できるようになります。
STGはJMCからのノウハウを活用しつつ、積極的な営業展開を行うことで市場へのアプローチを強化していく見込みです。
まとめ
株式会社JMCと株式会社STGの業務提携は、両社にとって革新的なものづくりの可能性を広げる契機となります。相互の強みを活かし、皆様により良い製品とサービスを提供するため、引き続き努力してまいります。