国宝とアートが融合
2017-02-22 10:00:14
国宝・彦根城を舞台に現代アートが融合する「HIKONE ART CASTLE 2017」開催
国宝・彦根城で繰り広げられる現代アートフェスティバル
日本の歴史と文化が息づく彦根城。その美しい景観が、アートと出会うことでさらなる魅力を放つことになります。2017年9月23日から12月10日まで開催される「HIKONE ART CASTLE 2017(通称:HAC)」は、日本初の試みとして国宝の彦根城を舞台に、著名な現代アーティストたちによるアートが展示されるイベントです。
彦根城の歴史とアートの交差点
彦根城は1612年に完成し、1952年には国宝に指定されました。この城は、戦国時代の象徴であり、江戸時代にはその美しさと軍事的機能を兼ね備えた城として知られています。「HAC」は、この歴史的背景をもとに、現代の彫刻家やイラストレーターたちが「城・戦国江戸期の不易流行表現」をテーマに、作品を展示します。アーティストたちは、彦根城ならではの新たな文化の発信拠点を目指しており、現代の感性を融合させたアートを通じて、新しい世代にその価値を伝えることを目的としています。
学生たちの創造が息づく空間
イベントの一環として、2017年9月23日から10月1日は「HIKONE STUDENT ART EXHIBITION 2017」が開催される予定です。このプログラムでは、全国の美大学生が彦根市に滞在し、制作したアートを展示する機会が与えられます。大学や地域商工会との連携を通じて、地域に根付いた創造活動が進められます。これにより、若いアーティストたちの新しい視点が導入され、彦根の歴史や文化が継承されることになります。
多彩なアーティストとその活動
「HAC」に参加するアーティストたちは、それぞれの独自のスタイルで作品を創造しています。
- 淺野健一は、日本の古典技法を用いた彫刻家で、伝統的な技術と現代的なテーマを融合させた「神」づくりを探求しています。
- CEKAIは、クリエイティブアソシエーションとして活動し、クリエイターたちが自由に表現できる空間を提供することを目指しています。
- 前田鎌利は国宝・彦根城でのライブパフォーマンスを行った書家であり、書道の魅力を広める活動に携わっています。
- MAHAROは、イラストレーターとしてアートディレクションやライブペインティングを通じて、幅広いジャンルで活動しています。
地域とのつながりを深めるイベント
このアートフェスティバルは、彦根市内の地域イベントとも連携し、地域住民と観光客をつなぐきっかけともなります。さらに、彦根城の情緒豊かな背景の中で多様な文化表現がなされることにより、来場者は歴史と現代アートの融合を楽しむことができます。特に注目すべきは、井伊直虎と直政をテーマにした演劇が2017年11月4日と5日に行われることです。これにより、彦根の歴史がさらに深く掘り下げられ、舞台芸術との出会いを楽しむ機会が増えます。
未来に向けた新たな挑戦
「HIKONE ART CASTLE 2017」は、単なるアートイベントにとどまらず、地域の文化を育み、アートを通じて彦根の魅力を再発見することを目的としています。国宝・彦根城の410年祭を祝うこの機会に、ぜひ多くの人々に参加していただきたいと思います。総じて、日本の伝統と現代が交わる場として、今後も魅力的な情報の発信が予定されていますので、その展開にぜひご注目ください。
【参考情報】
「国宝・彦根城築城410年祭」の詳細については、公式サイトでの確認をおすすめします。
会社情報
- 会社名
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国宝・彦根城築城410年祭推進委員会
- 住所
- 滋賀県彦根市元町4番2号
- 電話番号
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