九州・沖縄の大学が連携したベンチャー創出支援プログラムの開始

2024年8月9日から、副業・フリーランス人材マッチングサービス「HiPro Direct」が、九州・沖縄の18大学を背景にしたベンチャー企業設立支援を進めるための「プレCxO」の募集を開始します。この取り組みは、九州大学の100％子会社である九大OIP株式会社が主導し、地域の研究者のビジネス創出をサポートするものです。

背景と目的

「PARKS（九州・沖縄スタートアップエコシステムプラットフォーム）」という名前の下、九州・沖縄の大学とベンチャーキャピタルが共同でスタートアップの持続的創出を目指しています。研究成果をもとにした新しいビジネスモデルには、経営層の視点が不可欠。しかし、大学内の研究者だけでは商業化への道を切り開くことは困難です。そこで、外部の専門家である「プレCxO」が重要な役割を果たします。

この活動には、パーソルキャリアとパーソルテンプスタッフが協力し、人材マッチングを通じて最適な「プレCxO」を探し出します。これまでの2回の募集では、300名以上の応募がありましたが、今回の第3期ではより多くの研究者とのマッチングを図ります。また、宇宙、環境、ロボットやAI、半導体、バイオ、再生エネルギー、アグリといった研究分野別での募集により、専門性を活かした外部人材の参画を促進します。

プログラムの概要

プログラムは次のステップで進行されます。
1. 要件定義: 各大学が必要とするCxO人材のスキルや経験を定義。
2. 人材募集: 「HiPro Direct」を通じて全国から人材を募集中。
3. マッチング: 応募者の中からプロジェクトに適した「プレCxO」を選出。
4. プロジェクトチームの構成: 研究者とプレCxOが協力しプロジェクトを進行。
5. サポート体制: PARKSのサポートチームが事業化を促進。

このプロジェクトは、十全な事業化プロセスを実現し、地域の研究成果を社会に生かすための新たなモデルを創出することを目指しています。活動の場はリモートワークが可能であり、1ヶ月あたり12時間から20時間程度の活動が求められます。