リコーがZuoraプラットフォームを採用し、グローバル展開を加速
株式会社リコーが、米国カリフォルニア州に本社を置くZuoraのプラットフォームを採用し、自社のB2Bクラウドプラットフォーム「RICOH Smart Integration」を強化すると発表しました。この取り組みにより、リコーはデジタル複合機ビジネスをサブスクリプションモデルへと転換し、より競争力のあるサービスをグローバルに提供することを目指しています。
採用の背景
リコーは、デジタル複合機の分野で国内外でのリーダーシップを誇ります。近年、リコーはデジタルビジネスによる成長戦略を推進しており、その一環として2019年1月に「RICOH Intelligent WorkCore」を提供開始しました。このサービスは、多様な業務プロセスをデジタル化し、効率化を実現するものです。
「RICOH Smart Integration」を通じて同サービスは、最新のクラウドアプリケーションとの連携を可能にし、企業の業務変革を促進します。それにより、リコーは企業の課題に合わせた柔軟なソリューションを提供できる体制を整えています。
Zuoraプラットフォームの特長
Zuoraプラットフォームは、リコーのデジタル複合機ビジネスを新たなサブスクリプションビジネスへと転換する要となります。以下の特長があります。
1.
グローバル共通基盤の提供
Zuoraは、RICOH Smart Integrationから提供される全てのサービスにおいてサービスメニューや契約、課金・請求などを一元管理します。その結果、多国籍企業においても通貨や商習慣に適応しやすい仕組みとなります。
2.
導入のスピード
日本国内の既存システムとの連携には課題があるものの、わずか2ヵ月の短期間でグローバル基盤を導入し利用を開始しました。この迅速な導入により、今後の機能拡張やクロスセルにも柔軟に対応可能です。
お客様の声
リコーのプラットフォーム統括本部の堀場一弘氏は、「RICOH Smart Integrationでは、リコー固有のアプリケーションに加えて、パートナーからの多様な技術やアプリケーションを統合し、お客様のニーズに応じた最新のクラウドサービスをサブスクリプションモデルで提供していく」とコメントしています。
リコーは、Zuoraプラットフォームを活用することでお客様の異なるニーズに応えつつ、自社の複合機ビジネスやデジタルビジネスを強化する考えを示しています。
リコーの基本情報
リコーは1936年に設立され、以来、イノベーションをもたらす製品やサービスを提供しています。顧客への価値提供に力を入れ、世界各国でビジネスを展開しているリコーグループは、連結売上高2兆633億円、従業員数約97,878名を抱えています。詳しくは
リコーのウェブサイトを参照してください。
Zuoraについて
Zuoraは、様々な業界のサブスクリプションビジネスを支援するプラットフォームを提供しています。新しいビジネスモデルへの転換を促し、新規顧客獲得や解約率の低減の支援を行っています。Zuoraは、コマツやNECなど、世界中の1,000社以上の企業にサービスを提供し、シリコンバレーに本社を構えて近年は国際的にも成長を遂げています。詳細については
Zuoraのウェブサイトを訪れてください。