東芝テックが店舗業務を革新するアプリ「携帯ラベル発行システム」を発表

東芝テックの新しい店舗業務サポートアプリ

東芝テック株式会社は、2024年10月1日に新たなアプリケーション「携帯ラベル発行システム」をリリースすることを発表しました。このアプリは、株式会社デンソーウェーブのハンディターミナル「BHT-M80」にインストール可能で、小売店を中心とした店舗業務の効率化を目指しています。

この新しいシステムでは、店舗スタッフが従来のように複数のデバイスを使い分けることなく、値引きラベルの発行や発注、在庫管理などの業務を一つの端末で行うことができます。これにより、必要な機器を減らすことができ、初期投資の負担を軽減できるメリットが期待されています。

「携帯ラベル発行システム」は、特に小売業や専門店に向けて設計されていますが、その機能はシンプルで直感的に使用できるため、即戦力として活用することができます。例えば、スタッフが選択可能な複数の値引きラベルのレイアウトを用意しており、印刷したいラベルのデザインをPCで簡単に変更することも可能です。これにより、店舗のニーズに合わせたカスタマイズが容易に行なえます。

また、追加の機器としてポータブルプリンタ「B-FP2D」が必要ですが、これを利用することで現場でのラベル印刷作業もスムーズに行えます。今後はさらなるデバイスへのインストール対応も検討しており、店舗の運営をよりコストパフォーマンスの高いものにすることを目指しています。

このアプリに関する詳細は、2024年9月に東京ビッグサイトで開催される「第26回自動認識総合展」の東芝テックのブースで展示される予定です。市場に向けた全体的な目標販売数は1200本で、5年間の計画で展開される見込みです。

東芝テックは、この新たな製品を通じて、店舗スタッフの業務負担を軽減し、より効率的な売場運営をサポートする姿勢を強調しています。人手不足が深刻化する中、一つのアプリで多くの業務を支えることが、今後の小売ビジネスにおいて重要な役割を果たすことでしょう。

この「携帯ラベル発行システム」が、どのように店舗業務を変革をもたらすか、開始される販売と共に大いに注目されます。小売業の皆さんにとっては、特に見逃せない新サービスと言えるでしょう。