JX通信社とホーチキが手がけるAI防災サービスの新時代
株式会社JX通信社(東京・千代田区)とホーチキ株式会社(東京・品川区)が、未来の防災システムに向けた新たなサービスを発表しました。2025年4月から、両社の技術が融合した「FASTALERT統合監視」が提供されることが決まりました。このサービスは、火災報知機の発信情報を迅速にクラウドへ通知し、リアルタイムで様々なリスク情報を提供するものです。
FASTALERTとHCKaaS
まず、JX通信社が提供する「FASTALERT」は、SNSやその他情報源から集めた全国の危険情報を、AIによりリアルタイムで分析・配信するサービスです。火災・水害・事故など、広範なリスク情報を扱うことができ、利用者の所在地に特化した情報提供が特徴です。
一方、ホーチキが展開する「HCKaaS」は、火災報知設備から発信された情報を自動的にクラウドで通知する仕組みです。このシステムは、SMSやEメールでの通知により、迅速な避難誘導を実現しています。さらに、API連携によって、他のサービスとも接続可能です。
統合監視機能の革新
両者のサービスが融合されることで、「FASTALERT統合監視」という新機能が誕生しました。この機能によって、利用者はHCKaaSからの火災情報と、多様なリスク情報を一つの画面で確認することができ、より迅速で正確な情報把握が可能となります。
新しいサービスの導入により、火災発生のみならず、他の災害にも対応した多面的なリスク管理が期待されます。また、このシステムの利用は、各地域の防災意識向上にも貢献することでしょう。
連携による更なる発展
「FASTALERT統合監視」は、FASTALERTのオプション機能として提供され、ホーチキが製品の紹介や設定を担当し、JX通信社がその販売を行う形で展開されます。この連携により、両社はリスク情報の発信の質と量を向上させることが可能になるでしょう。
今後も、両社はビッグデータとAI技術を駆使して、安全で安心な社会の実現に向けた取り組みを進めていくとしています。特に、FASTALERTサービスを通じて、日本国内の多くの報道機関や官公庁との連携を深め、より信頼性の高い情報提供を目指しています。
特に、「FASTALERT」は、7ヶ月でNHKや全ての民放キー局に導入され、多くの企業や自治体に採用されています。今後は更に多様な情報との連携が進むことで、より多くの人々の安全を守る重要なインフラとなっていくことでしょう。サービスに興味がある方は、JX通信社の公式サイトをご覧ください。
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