日本盛が「カミナシ」導入で業務効率化!年間223時間の削減を実現
創業120周年を迎えた老舗酒造メーカーの日本盛は、品質管理体制の強化を目指し、現場DXプラットフォーム「カミナシ」を導入しました。
「カミナシ」は、作業チェックなどの現場業務フローをノーコードでデジタル化するサービスです。日本盛では、製造現場で使用される20種類以上の帳票を「カミナシ」に移行することで、印刷や保管にかかる時間をゼロにしました。
従来、紙の帳票を使用していたため、印刷準備や保管に毎日20分ほどの時間を要していましたが、「カミナシ」導入後は、これらの作業が不要になったことで、年間223時間の業務時間削減を実現しました。
さらに、「カミナシ」の入力・逸脱時のアラート機能を活用することで、誤記や記録の抜け漏れを大幅に削減。食品安全認証「FSSC22000」の取得に向けた品質管理体制の強化にも貢献しています。
「カミナシ」導入の背景
日本盛は、2022年に食品安全マネジメント規格「JFS-B規格」の認証を取得しました。しかし、認証取得後には、製造現場に紙の帳票が急増し、記録作業の工数も増加。加えて、ISOの食品安全認証「FSSC22000」の取得を検討するにあたり、精緻な管理項目に対応するためには従来の紙の帳票による管理体制では限界を感じていました。
そこで、帳票のデジタル化に向けた検討が始まり、「カミナシ」の高い操作性と機能性から導入が決定しました。
「カミナシ」活用による具体的な効果
- - 年間223時間の業務時間削減: 紙の帳票の印刷・保管作業が不要になったことで、年間223時間の業務時間削減を実現しました。
- - 品質管理体制の強化: 入力・逸脱時のアラート機能によって、誤記や記録の抜け漏れが劇的に削減され、より精緻な記録管理が可能になりました。
- - 食品安全認証取得への貢献: 「FSSC22000」の取得に向けた品質管理体制の強化を実現しました。
今後の展望
日本盛は、「カミナシ」の活用範囲を拡大し、さらに業務効率化を進めていく予定です。将来的には、醸造工程や物流工程にも展開し、サプライチェーン全体のデジタル管理を目指しています。
特に、品質管理面においては、人の感覚に頼らざるをえなかった味や香りを評価する「官能検査」の標準化など、より良質な商品の製造を可能にする「品質保証システム」の確立を目指しています。
「カミナシ」がもたらす現場DX
「カミナシ」は、製造現場の業務効率化や品質管理体制の強化に大きく貢献するサービスです。日本盛のように、従来のアナログ業務を見直し、デジタル化することで、業務時間削減や品質向上を実現することができます。
「カミナシ」は、製造業だけでなく、飲食業、小売業、物流業など、さまざまな業界の現場DXを推進しています。
日本盛株式会社について
日本盛は、1889年創業の老舗酒造メーカーです。伝統的な酒造りの技術とノウハウを活かし、時代の変化に対応した新たな商品開発にも積極的に取り組んでいます。
- - 社名: 日本盛株式会社
- - 所在地: 兵庫県西宮市用海町4番57号
- - 代表者: 代表取締役社長 森本 太郎
- - 設立: 1889年
- - 事業内容: 清酒その他酒類の製造並びに販売、化粧品の販売
- - URL: https://www.nihonsakari.co.jp/
株式会社カミナシについて
カミナシは、現場DXプラットフォーム「カミナシ」を提供する企業です。「カミナシ」は、作業チェックなどの現場業務フローをノーコードでデジタル化することで、現場の業務効率化とデータ活用を促進します。
- - 社名: 株式会社カミナシ
- - 所在地: 東京都千代田区神田鍛冶町3-7 神田カドウチビル3F
- - 代表者: 代表取締役CEO 諸岡 裕人
- - 設立: 2016年12月
- - 事業内容: 現場DXプラットフォーム「カミナシ」、製品個数カウントAI「カミナシ CountAI」の開発及び提供
- - URL: https://corp.kaminashi.jp