スーパーワームとエネルギアが脱炭素バイオ燃料研究を共同開始
株式会社スーパーワーム(本社:宮崎県西都市、代表取締役:古賀勇太朗)とエネルギア株式会社(本社:宮崎県宮崎市、代表取締役:岡泰雄)が、令和6年度の「脱炭素化技術研究開発支援事業」での共同採択を受け、脱炭素バイオ燃料の研究開発を開始しました。この新たなプロジェクトでは、スーパーワーム由来の高含有油脂を活用したバイオ燃料(FAME+HVO)の可能性を調査することが目的です。
背景
地球温暖化や資源の枯渇といった課題が深刻化する中、化石燃料に依存しない持続可能なエネルギー源の開発が急務となっています。特に、昆虫由来のバイオ燃料がその生産効率や廃棄物の再利用可能性の観点から期待されています。中でもスーパーワームは、その持続可能性や生育効率の高さから注目されており、バイオ燃料の新たな原料としての可能性を秘めています。
プロジェクト概要
今回のプロジェクトでは、スーパーワーム由来の油脂を使用したFAME(脂肪酸メチルエステル)とHVO(高性能バイオ燃料)の技術的かつ経済的な可能性を探ります。スーパーワームの生産に強みを持つ株式会社スーパーワームと、バイオ燃料の技術を有するエネルギア株式会社が協力することで、脱炭素社会の実現に向けた新たな一歩を踏み出します。
調査内容
1. FAME燃料の試作と評価
スーパーワーム由来の油脂を利用しまつつ、FAME燃料の試作を行い、その成分分析を通じて実用性を検証します。これにより、実際の燃料としての性能や特徴を詳しく把握することが目指されます。
2. HVO燃料の利用可能性評価
エネルギア株式会社と共に、スーパーワーム由来の油脂がHVOの製造に適しているかどうかを調査します。製造プロセスやその経済性も評価対象となり、実用化の道を探ります。
今後の展望
調査の結果を基に、バイオ燃料の大量生産に向けたプラント設計や設備投資計画が進められます。株式会社スーパーワームとエネルギア株式会社は、今後も連携を強化しながら、持続可能なエネルギー供給の実現に向けた技術革新を推進していきます。脱炭素社会の実現に向け、これらの試みは重要な一歩といえるでしょう。
お問い合わせ情報
株式会社スーパーワーム
担当者: 古賀勇太朗
メール:
[email protected]
URL:
https://superworm.jp/
エネルギア株式会社
担当者: 岡龍太
メール:
[email protected]
URL:
https://energia-miyazaki.jp/