アサヒビールが「スマドリアンバサダー」創設
アサヒビール株式会社(本社:東京、社長:松山一雄)は、2月21日に社内資格制度「スマドリアンバサダー」を導入することを発表しました。この制度は「多様性のある飲酒文化の創造」と「責任ある飲酒の推進」を掲げ、お酒との良好な関係を築く社会の実現を目指したものです。
「スマートドリンキング(スマドリ)」の浸透と飲酒に関するリテラシー向上を促進するため、アサヒビールの全社員が対象となり、事前に課題をこなしたり講義を受講する必要があります。最終的には社内試験に合格することで、「スマドリアンバサダー」として認定されます。2030年までには全社員の約3,000名が資格を取得することを目指しています。
スマドリアンバサダーの役割
資格を取得した「スマドリアンバサダー」は、社外向けの「スマドリセミナー」での啓発活動を通じて、スマートドリンキング文化を広める役割を担います。このセミナーでは、飲食店や他の企業、大学などのさまざまなニーズに応える形で、飲み方の多様性を尊重する「スマドリ」の考えを紹介します。
具体的には、飲酒時の健康管理に役立つアルコールパッチテストを実施し、純アルコールの摂取量を把握する方法などを普及することが狙いです。
スマドリへの取り組み
アサヒビールは、「スマドリ」の認知率を2025年までに40%とする目標を掲げており、驚くべきことに2024年には早くも50%を達成しました。中長期的には、認知率90%の達成を目指しています。「お酒との良好な関係」を楽しむ社会の実現に向けて、「スマドリアンバサダー」としての活動は今後一層重要な役割を果たすことでしょう。
未来に向けた展望
このような取り組みは、飲酒に対する意識を変え、より健康的なライフスタイルと飲酒文化を促進することを目的としています。「スマドリアンバサダー」という新しい制度は、アサヒビールが推進する「スマドリ」文化の根付きを助け、お酒を楽しむ全ての人々にとってよりよい環境を築く一助となるでしょう。責任ある飲酒を楽しむために必要な知識と技能を育成するこの制度が、今後どのように影響を与えていくのか、注目です。