プロジェクト成功の新たな指針
2025年6月16日に発売される新著『両利きのプロジェクトマネジメント 結果を出しながらメンバーが主体性を取り戻す技術』は、株式会社コパイロツトに所属するプロジェクトマネージャーの米山知宏氏による初の著書です。本書は、複雑化する現代のプロジェクトを成功に導くためのノウハウを提供し、特に新規事業開発やデジタルトランスフォーメーション(DX)など、さまざまなプロジェクト推進支援の現場で役立つ実践的知識に富んでいます。
「両利きのプロジェクトマネジメント」とは?
現代のプロジェクトマネジメントには、計画遵守と臨機応変さ、指示徹底と自律性、さらには最短での目標達成と状況に応じた目標の変更といった、相反する要求が求められます。これはリーダーにとって非常に難しい状況であり、どう適切に判断し、チームを導くかが成功の鍵を握ります。
米山氏はこの難題を解決するために、「両利きのプロジェクトマネジメント」の概念を提唱します。この新しいアプローチの核心には「定例会議」の活用があり、プロジェクトが進行中でもメンバーの主体性を引き出しつつ、目標達成へと導く方法論が体系立てられています。
著者の実績と本書の背景
著者の米山知宏氏は、東京工業大学大学院での学びを経て、三菱総合研究所や新潟県新発田市役所を経て現在の職に就きました。過去20年以上にわたり、多くの民間企業や自治体でプロジェクトを推進してきた経験を活かし、実践的な手法を本書に落とし込んでいます。
本書は、プロジェクトリーダーやマネージャー、また部署を担当する課長や部長といった、チームを率いる人々にとって、無理なくプロジェクトを推進するための具体的な指針が詰め込まれています。特に、組織変革やIT開発、事業の新規立ち上げに関わるすべての人々にとって、普遍的な思考法を提供する内容となっています。
書籍の構成
本書は、以下の10章から構成されており、各章ではプロジェクトマネジメントの異なる側面を探求します。
1.
現代のプロジェクトで起こっていること — 矛盾する複雑な状況を解説
2.
前提とする世界観 — プロジェクトの基礎にある考え方を整理
3.
両利きのプロジェクトマネジメント — 直線と曲線を行き来する戦略
4.
プロジェクトを両利きで推進するための視点 — マネジメントのための新しい視点
5.
マネジメントすべき4つの領域 — 効果的なマネジメントのポイント
6.
プログレス — プロジェクトストーリーの描き方
7.
プロセス — 「定例会議」での進行管理
8.
チーミング — 主体性を引き出す方法論
9.
ラーニング — 継続的な成長のための学び
10.
よいプロジェクトをつくっていくための5つのステップ — 成功のための具体的ステップ
予約受付中とイベント情報
現在、本書の予約が複数のネット書店、Amazonや楽天ブックス、ヨドバシカメラなどで受付中です。また、本書の出版を記念して、トークイベント「論理と感覚の間で」が2025年6月4日(水)に開催される予定です。このイベントでは、書籍の内容を一部公開しつつ、プロジェクト推進に役立つ知識を提供する特別企画です。
参加費は無料ですので、興味のある方は早めに予約をお勧めします。詳細は公式サイトでご確認ください。
会社情報
株式会社コパイロツトは2005年に設立され、プロジェクト推進支援に特化したコンサルティング会社です。100社以上の企業に対し、新規事業やDX、組織変革などのプロジェクト推進支援を実施してきました。現在は「SuperGoodMeetings」というクラウドサービスも提供しており、プロジェクトマネジメントをサポートするためのツールも充実しています。
詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。