地域の絆を深める「すずキッチン」
能登半島の珠洲市で、合同会社すずキッチンが設立1周年を迎える。震災から立ち直った地域において、すずキッチンは食と暮らしを支える重要な役割を果たしてきた。西日本を中心に活動する一般社団法人グリーンコープ共同体の支援により、9月5日から7日の間に1周年記念イベントが開催される。
「すずキッチン」とは?
すずキッチンは、2024年に能登半島地震が発生した後、地元の飲食店の協力を得て設立されたお弁当の販売所である。イートインスペース「すずなり食堂」が併設され、ここでは被災者たちが食事を共にし、温かいコミュニケーションが生まれている。困難な時期にあっても、すずキッチンは地域の人々に安心感を提供してきた。
支援のストーリー
震災発生直後、グリーンコープは石川県七尾市に支援拠点を設け、食材の提供や輸送を通じた支援を行ってきた。福岡市からの食材の取りまとめと輸送は、地域の絆を深める大切な活動として続けられ、食材は七尾市の拠点へ届けられ、その後すずキッチンに運ばれる。
記念イベントの詳細
1周年を祝うイベントは、珠洲市のすずキッチンで行われ、日替わりで焼き鳥や唐揚げなどが販売される。営業時間は10:00から14:00までで、食材の販売の他に、地域の方々との交流が期待される。
開催概要
- - イベント名: すずキッチンオープン1周年記念イベント
- - 日時: 9月5日(金)6日(土)7日(日)10:00~14:00
- - 住所: 石川県珠洲市野々江町シ部15-1
- - 電話番号: 0768-84-5100
- - 内容: 限定メニューの焼き鳥(6日限定)、唐揚げ販売
このようなイベントを通じて、すずキッチンは地域の結束を深め、さらなる発展への道を模索している。地域の方々はぜひ、家族や友人と一緒に足を運び、特別な時間を楽しんでいただきたい。
結び
震災での困難を乗り越え、地域を支える「すずキッチン」の活動は、私たちにとって大きな希望の象徴である。この記念イベントは、ただの1周年を祝うものにとどまらず、新たな始まりを感じさせる大切な機会でもある。地域の皆で温かい支援の輪を広げ、すずキッチンがこれからも礎となることを願ってやまない。