AIとペダルカートで生産性を体感する新しいワークショップ
日本能率協会コンサルティング(JMAC)は、2024年11月21日(木)から22日(金)の日程で『Smart Kart Factory』という体感型のワークショップを開催します。このプログラムは、「改善」をテーマに、AI技術とペダルカートを使用して、まるでゲームのように楽しみながら生産性向上に挑戦する機会を提供します。
Smart Kart Factoryとは?
Smart Kart Factoryは、JMACが開発したものづくりの体感アクションラーニング「カートファクトリー」を基にした新しいプログラムです。このプログラムでは、実際の生産現場を模した環境の中でペダルカートを組み立てることで、ものづくりの楽しさや管理技術、IE(工業工学)、QC(品質管理)、VE(価値工学)の重要性を学びます。
体感型の学び
「やりながら学ぶ」、「失敗から学ぶ」という体験を通じて、参加者は創造性と考える力を養いながら、チームとして生産性向上に挑みます。JMACではこのプロセスを「リアル・シミュレーション」と称しています。実際の作業を通じて、改善の具体例とそのための手法を体感することが可能です。
進め方
Smart Kart Factoryでは、以下の三つの柱に基づいた進め方が用意されています。
1. ペダルカート組立ライン
イタリアで生まれたペダルカートを使用し、重さ約30kg、部品点数は約50種にわたります。この活動を通じ、効率的な作業設計の方法を習得します。実際の生産ラインのように、参加者は協力しながら進めていきます。
2. デジタル・ツールの活用
株式会社ブロードリーフが開発したOTRS®️を用いて、ビジュアルかつ迅速に生産性向上活動を行います。これにより、作業時間の短縮やコストの低減を実現し、ムダを排除し標準化を推進していきます。
3. AIによる評価
作業分節AI『OTRS+AI』を導入し、細かな動作の問題点を検出します。これにより、参加者は具体的な改善ポイントを視覚的に把握することができます。
Smart Kart Factoryから得られること
このプログラムを通じて得られる学びは多岐にわたります。生産性向上のためのIEマインドの醸成だけでなく、DX(デジタルトランスフォーメーション)を活用した改善活動のスピードアップ、さらにはグローバルスタンダードの理解も深まります。また、動作分析を通じたモーション・マインドの向上も期待できます。
実践力の育成
Smart Kart Factoryは、実践力のある人材を育成することを目指しています。このプログラムは、一般の参加者向けの公開実践コースと企業内研修プログラムがあり、様々な業種の方々が参加できるように工夫されています。
2024年度のスケジュール
公開実践コースは、次回は2024年11月21日(木)から22日(金)に開催されます。その後も2025年3月27日(木)から28日(金)に予定されています。参加費は8万円(税別)で、内容は生産性向上の基本技術、AIやデジタルツールの利用法、時間設定手法「MOST」などが含まれています。
まとめ
Smart Kart Factoryは、AIとペダルカートを駆使した新しい学びのスタイルを提案します。このワークショップに参加することで、楽しみながら生産性向上の技術と知識を身につけられます。興味のある方は、ぜひ参加を検討してみてはいかがでしょうか?