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デジタルエッジが東京に新たなデータセンターを開設

デジタルエッジは、東京都心に新たなデータセンター「TYO7」を開設し、日本国内での事業基盤を一層強化することを発表しました。データセンターの開設は、急速に進化するデジタル化の潮流に対応するための重要なステップであり、特にコロナ禍によってその必要性が高まっています。

日本のデータ駆動型ビジネスの現状

日本はデジタル・トランスフォーメーションとデータ駆動型ビジネスが注目されている国で、特にIoT市場は2021年から2027年にかけて年平均成長率23.0%が見込まれています。さらにエッジAIアプリケーションも年平均成長率20.03%の成長が予測されています。東京のデータセンターコロケーション市場は既に22億米ドル以上という規模に達しており、これに伴う物件需要の高まりが見込まれています。

しかしながら、東京都心部ではデータセンター用地の確保が難しい状況であり、リテール・コロケーションスペースが特に人気を集めています。こうした中でデジタルエッジは、東京のデジタルインフラにおいて重要な役割を果たすことを目指しています。

新施設TYO7の概要

新たに開設されるTYO7は、デジタルエッジにとって首都圏における7棟目のデータセンターで、特に相互接続性に注目したプロジェクトとなっています。位置的には、日本のネットワークの中心地である大手町から1km圏内にあり、既存のデータセンターTYO2から300mという近距離にあります。これにより、顧客はデジタルエッジの超高速接続ソリューション「Cross LinkTM」を利用しやすくなります。

この新データセンターは日本橋小舟町というエリアに位置しており、光ファイバーネットワークが豊富で、金融街にも近いことから、通信事業者やITインフラの拡張を考える大手企業にとって理想的なロケーションとなっています。既存のTYO2利用者にとっても、スムーズな拡張の機会を提供することが期待されています。サービスは2025年初頭から開始予定です。

パートナーシップと今後の展望

このプロジェクトは、東京の著名な不動産会社ヒューリックとの提携によって推進されています。ヒューリックの中嶋忠取締役専務執行役員は、この取り組みが同社にとって初めてのデータセンター開発となることを喜び、急成長する市場における供給能力を高めるためにデジタルエッジとの連携を歓迎しています。

デジタルエッジのCEOサミュエル・リーは、「このプロジェクトは地域プラットフォームを構築し、アジア全域のデジタルエコシステムの活性化に貢献する重要なステップだ」とコメント。TYO7は東京都心における顧客ニーズへの対応を見据え、高品質なコロケーション及び相互接続性を提供する中心的拠点となることが期待されています。

デジタルエッジは、アジア市場でのデータインフラの展開を支援し、これからのデジタル社会に必要不可欠な役割を果たしていくことでしょう。今後の動向に注目です。

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