2023年10月25日、プラス株式会社と東京大学発のスタートアップである株式会社commissureは、最先端の触覚技術を活用した新しい働き方に関する共同研究を始めました。2社はそれぞれの専門性を活かし、快適でスマートな働きやすい空間の実現を目指します。
触覚技術の革新
触覚技術とは、感覚を人工的に設計する技術を指します。この技術の進化により、人はまるで自分の身体の一部のように物体や情報を理解できるようになります。特に、2023年7月にオランダのデルフトで行われたIEEE World Haptics Conference 2023では、触覚を用いた様々なインタラクション研究が発表され、技術の進歩が注目されました。
共同研究の目的
新型コロナウイルスの影響で、リモートワークやハイブリッドワークといった新たな働き方が広まり、私たちの仕事環境は大きく変化しています。プラス株式会社は、これを踏まえた新たな価値の提供を目指し、commissureと協力することにより、さらに人に寄り添った製品やサービスを生み出すことが可能になります。具体的には、椅子型デバイスを中心とした新規事業の開発を進めていきます。
具体的な研究内容
共同研究は「触覚技術を活用した新規事業開発プロジェクト」として進行し、主に椅子型デバイスの開発に焦点を当てます。このデバイスは、人の身体や動きに合った快適な使い心地を提供することを目指します。commissureの保有する直覚体験技術と、プラス株式会社のオフィス家具に関する知見が融合することで、未来のオフィス空間がどのように変わるのかが非常に楽しみです。
代表者のコメント
両社の代表者は、共同研究の意義や今後の展望について以下のように語っています。
株式会社commissure Co-Founder 代表取締役 CTO 堀江 新氏は「働き方が多様化する中、オフィス空間の役割も変わってきている。我々は身体性を重視し、プラス株式会社と共に新たな価値を提供したい」と強調しています。
プラス株式会社ファニチャーカンパニーの荒井 美知夫氏は「働く環境が生産性に大きく影響する。触覚技術を駆使して、より多くの人が生産的に働ける環境を作り出していく」と述べ、期待を寄せています。
会社情報
株式会社commissureは、2023年に設立された新しい企業です。東京大学の先端科学技術研究センターから生まれたスタートアップで、体性感覚共有システムや独自の触覚提示手法を開発し、人が自分の身体のように対象を理解できることを目指しています。詳細は公式ページ(
commissure.co.jp)をご覧ください。
プラス株式会社は、『新しい価値で、新しい満足を。』という企業理念のもと、快適な働き空間の実現に向けた製品やサービスを提供しています。公式サイト(
kagu.plus.co.jp)では、最新情報や製品が紹介されています。
この共同研究によって、触覚技術がどのように私たちの働き方を変えていくのか、今後の進展に期待が高まります。新たな研究成果により、私たちの生活がより豊かで快適になることを願っています。