新たな教育の形「e6 project」始動
NTT株式会社と株式会社TBSホールディングスが、子どもたちの「自分で決める力」を育てるための新しいプロジェクト「e6 project」を開始しました。このプロジェクトは、生成AIが普及する現代において、子どもたちが楽しく学ぶことを通じて自分の意思決定能力を高めることを目指しています。
プロジェクトの背景
AI技術の進化により、無数の情報と選択肢が容易に提供される時代が訪れました。こうした時代において、子どもたちが本当に必要とされる能力は、選択肢の中から自らの意志で何を選ぶかを判断する力です。この「自分で決める力」を育てるために、「e6 project」では「感情」を羅針盤として扱い、遊びを通じて正しい選択をするための道筋を示します。
異なる視点が交わる共創の仕組み
このプロジェクトの魅力は、NTTとTBSという異なる強みが融合することにあります。NTTは先端テクノロジーを活用し、子どもたちの行動に反応するインフラを提供する一方、TBSは独自のストーリーテリング技術を活かし、探究心をかき立てる独特の体験を創出します。
NTTの役割
次世代情報通信基盤「IOWN」やNTT版LLM「tsuzumi2」を取り入れたNTTの技術は、リアルタイムで子どもたちの感情や行動に反応し、常に進化する体験を提供します。このような高度な技術により、子どもたちは自分自身の「好き」や「こうしたい」といった感情を基に、自分自身の選択を行うことができるようになります。
TBSの役割
一方、TBSでは新たに設置したエデュテインメント事業センターを通じて、子どもたちが自ら問いを立てながら夢中で学ぶことができる世界観を構築しています。長年培ったクリエイティブな力を活かし、物語を通じて深い学びを提供します。
「感情騎士 - エモーショナル・ナイト -」の開発
「感情騎士 - エモーショナル・ナイト -」というオリジナルIPを第一弾として開発しています。このファンタジー物語では、子どもたちが自らの価値観を再発見する冒険が繰り広げられます。ストーリーとキャラクターは、アニメやゲームなど多岐にわたるメディアで展開し、リアルな体験へとつながることを目指します。
AIテーマパークの設立
さらに、リアル体験を提供するために「AIテーマパーク(仮称)」を設立予定です。このテーマパークでは、子どもたちの感情や行動を分析し、個々に最適化された体験を提供することに重点を置いています。子どもたちはこの場所で、AIとの試行錯誤を通じて「自分で決める力」を育むことができるでしょう。
学びの新たなスタンダード
教育監修を務める東京大学の鈴木教授は、このプロジェクトが「楽しいから学ぶ」という内発的な動機づけを促進し、新たな教育スタンダードになると期待を寄せています。TBSとNTTはその具体的な実現に向けて、共に挑戦を続ける所存です。
未来への展望
「e6 project」の具体的な体験コンテンツや方法については、今後2026年の初頭にも新たな情報が発表される予定です。その時に、どのような体験が待っているのか、子どもたちの未来がどのように変わっていくのか、注目が集まります。
「e6 project」は、親子で楽しみながら学べる環境を提供し、次世代を担う子どもたちの育成を支援していきます。