新歩行ナビ実証
2021-07-30 20:08:10

視覚障がい者のための新しい歩行ナビゲーションシステムの実証がスタート

視覚障がい者向け歩行ナビゲーションシステム「あしらせ」実証実験開始



視覚障がい者の移動に革命をもたらす新技術


株式会社Ashirase(アシラセ)は、視覚障がい者向けの歩行ナビゲーションシステム「あしらせ」の実証実験を8月23日から開始しました。このプロジェクトは、広島県の「ひろしまサンドボックス」「D-EGGS PROJECT」の一環として実施され、視覚障がい者が自立して安全に生活できる環境づくりを目指しています。

移動課題の深掘り


この実証実験では、広島県の市街地や住宅街、扇状地形の山あい、さらには瀬戸内特有の諸島部などで、視覚障がい者があしらせを使用する際の有効性や課題について明らかにします。バスや路面電車、JR、フェリーなど、様々な交通手段を利用する視覚障がい者の移動支援を深堀りし、彼らのニーズに応えたナビゲーションを実現するためのデータを収集します。 

また、実験は視覚障がい者に限らず、特に若年層にも焦点を当て、広島在住の中高生や大学生、その親からも意見や課題を収集することで、より多くのニーズに応える機能のブラッシュアップが行われます。これにより、視覚障害を持つ方々の自立支援をさらに強化していく狙いがあります。

衛星測位精度の向上


一方で、ナビゲーションの精度を確保するためにGPSを活用した衛星測位の実証も行われます。視覚障がい者が望む精度目標を設定し、各種測位手法のデータを収集して比較分析を行うことで、実用性を高めていく計画です。これにより、あしらせの精度向上が期待されています。

あしらせの魅力


「あしらせ」は、デバイスを靴に装着することで、靴の内部での振動を利用して視覚障がい者を誘導します。音を使用せずに誘導情報を伝えることができるため、周囲の音を妨げることなく安全な移動をサポートします。さらに、スマートフォンとの連携により、常にソフトウェアのアップデートが行われ、新しい歩行体験をユーザーに提供し続けます。

ひろしまサンドボックス「D-EGGS PROJECT」について


広島県の「ひろしまサンドボックス」は、最新技術を活用して新しいソリューションを共創する場であり、AI、IoT、ビッグデータなどを駆使した新たなビジネスモデルの創出を目指しています。「D-EGGS PROJECT」は、これらの技術を利用して新しい課題解決に挑むプロジェクトで、最大1,300万円の支援を受けながら実証実験が行われます。

ウェブサイトでの情報共有


さらなる情報は、D-EGGS PROJECTの公式サイト(https://newnormal.hiroshima-sandbox.jp/)でご確認いただけます。また、実証実験結果については、令和3年11月中下旬に成果発表会を予定しており、実験結果を一般に公表する機会が設けられています。また、コロナ禍における対策にも万全を期し、県と協力しながら実施を進めてまいります。これにより、安心して実証実験が行える環境を整えています。

株式会社Ashiraseについて


Ashiraseは「歩行を通じて人々の豊かさを創造する」という理念を持ち、全ての人が自由に移動できる社会の実現を目指しています。自社の歩行支援技術を駆使し、視覚障がい者だけでなく、すべての人々の生活の質向上に貢献していきます。

詳しくは、弊社のウェブサイト(https://www.ashirase.com/)をご覧ください。

会社情報

会社名
株式会社 Ashirase
住所
東京都港区虎ノ門2-2-1 住友不動産虎ノ門タワー 5F グロース虎ノ門
電話番号

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