日本財団HUMAIプログラムで次世代研究者を育成
日本財団ドワンゴ学園が運営するオンライン大学「ZEN大学」は、2025年4月14日よりAI活用を促進する「日本財団HUMAIプログラム」の第一期メンバーの募集を開始しました。このプログラムでは、参加者に最大250万円相当の研究奨励金が支給されるため、特に注目されています。
人文社会領域におけるAIの可能性
日本財団HUMAIプログラムは、人文社会学に関心を持つ大学生、大学院生、ポストドクターなどが集まり、専門分野を越えた交流を図る場となります。AI技術の急速な進化に伴い、文系分野においてもAIの役割が重要視されています。主な対象はAI初学者の大学生や大学院生ですが、専門分野にこだわらず幅広い関心を持つ方も歓迎されています。さらに、高校生や高等専門学校生の参加も可能です。
プログラムに参加することで、理論や実践的な観点からAIを活用した研究を進め、アウトプットを通じてコミュニティに貢献することが期待されます。また、参加者は「AI活用奨励金」や「研究奨励金」を通じて、研究に必要な資金的サポートを受けることができます。
特別講座とメンバー活動
プログラムの募集開始を祝し、2025年4月19日にはZEN大学とゲンロンが共同で特別講座を開催します。この講座では、特別招聘教授の松尾豊氏やZEN大学教授の東浩紀氏らが登壇し、「AIと人文知は共存できるか」というテーマで次世代の研究者について議論します。この講座は公開されており、誰でも参加できます。
メンバーの活動内容
プログラムに参加したメンバーは定期的に集まり、AIを活用した研究のアイデア共有や議論を行います。さらに、年2回の活動報告やSlackを利用したコミュニティ交流なども盛り込まれており、参加者同士の意見交換が活発に行われる環境が整っています。
応募要項と締切
応募は2025年4月1日時点で満30歳以下の方を対象としており、大学または研究機関に所属していることが求められます。応募締切は2025年6月6日で、最終審査が同年7月19日に行われます。詳細や申込方法については、
日本財団HUMAIプログラムの公式ページをご覧ください。
このプログラムを通じて、人文社会分野に新たな視点を持ち込む次世代の研究者が多く誕生することを期待しています。AIの進化を取り入れてより良い未来を築くために、多くの方々の応募をお待ちしています。