自閉症教育講演会
2025-06-03 09:27:36

自閉スペクトラム症の教育支援を考える総会記念講演会開催!

自閉スペクトラム症の子どもたちが直面する教育の現実



2025年6月15日、東京都豊島区の福祉財団ビルにて、特別支援教育をテーマにした総会記念講演会「インクルーシブ教育がめざすもの~特別支援教育と不登校支援のアプローチから」が開催されます。この会は、NPO法人東京都自閉症協会が主催し、特に自閉スペクトラム症の子どもたちにとっての快適な学びの場を守るための重要な議論の場を提供します。

近年、国連の勧告を受けてインクルーシブ教育への関心が高まり、様々な意見が交わされています。その中には、「支援学校や支援学級は不要で、全ての子どもが通常の教育を受けるべき」という強硬な見解も存在します。しかし、特に自閉スペクトラム症の子どもたちにとって、必ずしも一般学級での学びが最適とは限りません。感覚や認知の特性から、落ち着いた環境や小規模の集団で学ぶことが必要な場合も多々あります。

残念ながら、現在の学級環境が過酷であるために、不登校に陥る自閉スペクトラム症の子どもは少なくありません。また、不登校となった場合でも、特別支援教室や自閉症・情緒障害学級が彼らにとっては非常に重要な学びの場となる現実を無視できません。

基調講演とパネルディスカッション



今回の講演会では、特別支援教育の第一人者である宮﨑英憲氏(東洋大学名誉教授・特別支援教育推進連盟参与)を招き、基調講演が行われます。宮﨑氏は、理想的なインクルーシブ教育を実現するために重要なポイントを語ります。さらに、調布市で特別支援学級の指導教諭を務める土方恒徳氏からも、教育現場のリアルな状況についてお話を伺います。

後半のパネルディスカッションでは、特別支援教育の実際を踏まえつつ、誰もが自分らしく学べるインクルーシブ教育の未来について、さらに深く探っていきます。自閉スペクトラム症に関連するアプローチの重要性を理解する貴重な機会となるでしょう。

参加方法と会場情報



この講演会は、会場参加の他にオンライン参加も可能なハイブリッド形式で開催され、定員は会場が50名、オンラインが100名となっています。参加費は、東京都自閉症協会の会員は無料で、他府県の協会員は550円、一般の方は1,100円です。

会場は、東京都豊島区南大塚3丁目にある福祉財団ビルの7階大会議室で、アクセスも便利です。締切は6月10日(火)となっており、参加を希望される方は早めの申し込みをお勧めします。申し込みは公式ウェブサイトまたはメールで受け付けています。

この講演会を通じて、多くの方々が自閉スペクトラム症に対する理解を深め、一緒に考えることができることを期待しています。教育の未来を共に築いていくために、ぜひご参加ください。


画像1

会社情報

会社名
NPO法人東京都自閉症協会
住所
東京都豊島区南大塚3-43-11福祉財団ビル7F
電話番号
03-6907-3531

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。