静岡県とeiiconが共創する『CO-LAB Shizuoka』
静岡県と株式会社eiicon(エイコン)がタッグを組み、地域課題解決に挑む実証実験プログラム『CO-LAB Shizuoka』の始動を発表しました。このプログラムは、スタートアップが地域のパートナーと連携し、全県を舞台にしながら様々な課題に取り組むことを目的としています。
地域の課題に立ち向かう
静岡県は、交通・物流の要所として栄え、多様な産業が根付いてきました。しかし、今の時代においては人口流出や地域独自の構造的な問題が顕在化しており、新しい時代に向けた転換が求められています。『CO-LAB Shizuoka』は、そのような地域課題を解決するため、スタートアップと地域が共に手を取り合う取り組みです。本プログラムは、単なる実証にとどまらず、社会実装を視野に入れた実践を目指しています。
スタートアップのアイデアを募集
2025年の夏から秋にかけての期間に、全国のスタートアップから地域課題解決に向けたアイデアが集められました。最終的には、厳正な審査を経て、10社のアイデアが選ばれました。これらのスタートアップは、様々なテーマに基づいて地域課題に取り組む予定です。
採択されたスタートアップ
選ばれた10社のアイデアは、以下のような多岐にわたります。
1.
株式会社イル:健康寿命延伸に向けたプロジェクト
2.
株式会社mBiRS:インフラ情報の共有プラットフォーム
3.
株式会社キャリアサバイバル:職人技を伝えるものづくりプラットフォーム
4.
GREEN OFFSHORE株式会社:スマート農業ソリューション
5.
codeless technology株式会社:製造現場のDX化
6.
First Penguins株式会社:地域と学校を結ぶ教育インフラ
7.
株式会社フェイガー:バイオ炭の循環モデル構築
8.
Blue Farm株式会社:耕作放棄地の再生
9.
Workauto株式会社:インフラ管理の効率化
10.
株式会社ONE TERASU:視察を通じた地域課題解決
今後の展開
今後、これらのスタートアップは地域パートナーとの実証実験を実施し、成果を上げることが期待されています。2026年には成果報告会も予定されており、地域課題解決に向けた意識の高まりが感じられます。静岡県とeiiconの連携は、今後の地域活性化のモデルケースになるでしょう。
地域パートナーの役割
本プログラムには37もの地域パートナーが参加しています。彼らは、地域ネットワークの提供に努め、実証の機会を創出し、地域課題の発信を手助けしています。共同で行う取り組みは、地域全体に新たな活力をもたらすと期待されています。
資金調達の可能性
本プログラムが成功すれば、スタートアップにとっては資金調達のチャンスが広がるでしょう。地域の特性を活かした事業展開は、周辺地域の発展にも寄与すると考えられています。
まとめ
静岡県とeiiconによる『CO-LAB Shizuoka』は、地域の未来を見据えた革新的なプロジェクトです。これからも地域課題に立ち向かうスタートアップの活躍に期待が寄せられています。