外国人介護士の受け入れ
2019-06-19 11:01:16
介護業界における外国人インターンシップの新たな取り組みとは
介護業界における外国人インターンシップの新たな取り組み
近年、深刻な人材不足に直面している介護業界。政府の推計では、2025年度までに約34万人の介護士が不足するとされています。この厳しい状況を打破する一手として、株式会社ノーザンライツがインドネシアからの介護士インターンシッププログラムをスタートしました。これにより、多くの介護事業所が外国人介護士の受け入れを考えるようになっています。
ノーザンライツの背景と目的
1995年に設立されたノーザンライツは、アルバイトの採用から定着までをサポートする人材支援会社として、多種多様な業界での実績を積んできました。特に近年では、慢性的な人材不足が問題視される介護業界へと注力しており、専門のユニットを立ち上げることで介護分野でのサポートを強化しています。これまでの経験を活かし、外国人介護士の受け入れを推進するためのインターンシッププログラムを企画しました。
外国人介護士受け入れの不安を軽減
多くの介護事業所が外国人介護士を未経験であるため、受け入れに対して不安を感じるのも無理はありません。しかし、ノーザンライツは、インドネシア現地の学校運営を通じて、安心して受け入れるための準備を整えています。このプログラムでは、介護事業所にとって実践的な経験を持つインターン生を提供し、双方のミスマッチを防ぎます。
介護インターンシッププログラムの詳細
インドネシアから参加するインターン生は、日本の介護施設での実習を通じて実際の介護業務に慣れ、技能を磨いていきます。このプログラムは次のようなステップで進行します:
1. インターン生の募集: インドネシアの大学及びノーザンライツが運営する語学学校を通じて募集します。
2. 選考プロセス: 書類選考及び面接を通じて適切なインターン生を選出します。
3. 施設の選定: 実習を行う介護施設を厳選します。
4. サポート体制: 渡航費や滞在費を補助し、ビザ取得に関する手続き、事前の研修を行います。
5. 実習: 高齢者福祉施設にて実習を実施します。
6. 滞在中サポート: 生活や健康面でのサポートを通じて安心してインターンシップを過ごせるよう徹底します。
初年度の成果
これまでの取り組みで、既に15名の応募者からうち2名が書類選考を通過し、彼らは日本での介護体験と日本語のスキル向上を目指します。また、受け入れる介護事業所においては、これまで外国人を採用した実績がない中での取り組みに賛同し、外国人介護士の受け入れを真剣に考える好機と捉えています。
具体的には、横浜市の2つの介護付有料老人ホームでインターンシップを実施します。受入施設は双方とも、外国人の受け入れを視野に入れた取り組みを進めています。
結論
ノーザンライツの新たなインターンシッププログラムは、介護業界の人材不足解消に向けた重要な一歩となりそうです。この取り組みが、さらに多くの介護事業所へのヒントとなり、外国人介護士の受け入れを促進することで、スムーズなサービス提供につながることを期待しています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ノーザンライツ
- 住所
- 大阪府大阪市中央区本町2-6-10本町センタービル5F
- 電話番号
-
06-6120-2903