CuboRex、目指すは無理のない現場運営
株式会社CuboRexは、現場での作業の負担を軽減するための技術開発を進める企業である。この度、同社はシリーズAラウンドで多くの投資家から総額2.5億円の資金を調達した。この資金を活用し、自動搬送システムの開発を加速し、さらなる成長を遂げることを目指している。
資金調達の背景
CuboRexは、運搬一輪車の電動化キット「E-cat kit」や、産業特化型の運搬車「らくらくエネキャリー」などの運搬支援ソリューションを提供してきた。今回の資金調達により、特に困難な環境でも機能する自律型搬送ロボットの開発に注力する。具体的には、既存の物流システムと連携し、多様なニーズに応える製品を展開していく。
自動搬送システムの具体的な目標
1.
製品開発の強化: CuboRexはクローラ式AGV(自動搬送ロボット)の開発を進めている。このロボットは、不整地や段差がある厳しい環境でも自律的に動き、高いパフォーマンスを発揮することが期待されている。
2.
市場投入と拡販: 自社製品を幅広く市場に提供するため、業界のインテグレーターとの提携を進める計画だ。技術的な観点からも多くの場面でのニーズに対応する。
3.
技術開発と他社連携の強化: 他企業との技術連携を積極的に行い、より高度な搬送システムの実現を目指す。この取り組みは、労働力不足や安全性向上に寄与することが期待される。
4.
実用性の証明: 様々な環境での実績を示し、顧客に最適なソリューションを提供できるよう努めていく。
投資家の期待
CuboRexの投資家たちからは、同社の迅速かつ効果的なプロダクト開発に対して期待が寄せられている。DRONE FUNDの芳賀氏は、CuboRexが既存の技術を元に市場のニーズに応じた製品を展開していることを評価。また、マブチモーターの高橋社長はCuboRexの技術を通じて安全で快適な社会の実現を期待している。
今後の展望
CuboRexは今回の資金調達をきっかけに、自社の強みを最大限に引き出し、現場での生産性向上や業務環境の改善に貢献していく方針である。同社独自の「強いアシコシ」技術を通じて、製造、物流、建設など多様な産業へ展開を図り、イノベーションを進める。その結果として、未来の現場での作業環境がより快適で無理のないものになることが期待される。
会社情報
- - 会社名: 株式会社CuboRex
- - 所在地: 東京都葛飾区
- - 設立: 2016年3月31日
- - 事業内容: 自動搬送技術の開発・販売
- - ウェブサイト: CuboRexの公式サイト
CuboRexは今後も革新的な製品を開発し、現場の様々なニーズに応えていく、注目の企業である。