生成AIが経理業務を革新!東急株式会社の新たな挑戦
株式会社NTTデータ、NTTデータ・ビズインテグラル、ウイングアークが共同で進めるプロジェクトが、経理業務の効率化を図る新しいステージに突入しました。東急株式会社を対象にした検証では、生成AIを駆使することで、年間約5,000時間もの作業時間を削減することを目指しています。
1. 生成AI導入の背景
経理及び財務部門は、少子高齢化による人材不足の影響や、制度遵守・内部統制の必要性からますます複雑化しています。特に請求書の確認や伝票の起票作業は、専門的な判断が必要であり、特定の担当者に業務が集中する傾向があります。これを解消するために、生成AIの導入が期待されています。
2. 検証内容と成果
このプロジェクトでは、NTTデータが提供するERPパッケージ「Biz∫」とウイングアークの生成AIプラットフォーム「dejiren AI」を結合し、請求書からの自動伝票起票およびチェック業務の自動化を試みました。
具体的には:
- - 請求書からの伝票自動起票: 生成AIが請求書情報を読み取り、過去のデータを参照しながら伝票を自動作成。これにより、手動入力作業の負担が大幅に軽減されました。
- - 生成AIによるチェック業務の自動化: 勘定科目の妥当性やインボイス制度に対するチェックをAIが自動で判断。申請段階でのミスを早期に発見し、業務プロセスの標準化を推進します。
- - 対話型インターフェースによる業務支援: チャット形式のインターフェースを採用しており、経理に詳しくない利用者でも適切な処理が行えることを実現しました。
これらの取り組みの結果、最大38%の作業削減効果が見込まれ、年間の削減時間は5,000時間にも及ぶ見込みです。これにより、経理スタッフはより専門的な業務に注力できるようになります。
3. 各社の役割と今後の展開
本プロジェクトにおける各社の役割は明確です。NTTデータが全体構想を策定し、NTTデータ・ビズインテグラルがERP「Biz∫」を提供、ウイングアークが生成AIプラットフォームを提供しています。
今後の計画は、実業務への本格的な適用を進めるほか、他の経理業務や東急のグループ会社への展開も視野に入れた段階的導入を目指しています。経理業務における生成AIの効果がどのように広がっていくのか、今後の進展が期待されます。
この新しいアプローチにより、企業の経営基盤の高度化と持続的成長に寄与できることをNTTデータは目指しています。経理業務のデジタル化は、企業全体の効率化を進める大きな一歩となるでしょう。