第3回マンチーニ パスタコンテスト結果発表
イタリアンの魅力を引き出したパスタレシピが競い合った『第3回マンチーニ パスタコンテスト』が開催され、最優秀賞には「エノテーカピンキオーリ名古屋」の戸田直幸氏と「オステリアアズーリカーサ」の羽鳥雅晴氏が同率で選ばれました。このコンテストは、イタリア食材やワインを輸入するモンテ物産株式会社主催のもと、マンチーニパスタの魅力を発信する目的で行われました。
最優秀賞受賞者とそのレシピ
戸田氏が披露したのは、『花ズッキーニとピスタチオのペーストで和えたルマーケリガーテ三河一色産鰻のボロネーゼ風ラグーを添えて』。戸田氏によると、この料理の特徴は肉の代わりに鰻を使用したボロネーゼソース。旨味豊かな鰻と香味野菜、トマト、赤ワインを組み合わせ、肉と違いがない美味しさを追求しました。その上で、新作のルマーケを使い、花ズッキーニのペーストで華やかさを付与しました。
埼玉県からは羽鳥氏が『Anguilla aromatica e cipollotti giapponesi』というレシピを発表。地元の食材であるうなぎと長ネギを使用し、サルデーニャでの体験を元に日本風にアレンジ。長ネギの甘味と、香ばしいうなぎ、トマトの酸味をマンチーニパスタの風味と組み合わせることで、一体感のある料理を目指しました。
コンテストの背景と審査過程
今回のコンテストでは86件の応募があり、その中からロングパスタ部門の3名、ショートパスタ部門の4名が最終審査会へ進出。会場は東京・表参道にあるモンテ物産のテストキッチンで、テーマは「日本におけるマンチーニパスタの魅力と可能性を引き出した一皿」。
審査は、審査委員長として「メログラーノ」の後藤祐司氏や他の4名の特別審査員によるもので、厳格なルールの下で行われました。最優秀賞の受賞者には、イタリア・マルケ州のマンチーニ社訪問の機会が与えられ、製造現場を体感する特別プログラムへの招待もあります。
審査員の声
後藤氏は「コンテストを通じて新たな機会を見出し、参加者がマンチーニパスタを探求してきた姿勢を評価致したい」と応募者を激励。また、特別審査員の濱崎氏は皆の料理が進化していると感じ、今後も自分のスタイルを確立していくことを勧めました。
まとめ
このように、マンチーニ パスタコンテストは単なる料理コンペにとどまらず、参加者同士が切磋琢磨し、イタリアの食文化を日本に広める重要な場となっています。パスタを愛する全ての人々にとって、今後のイベントも楽しみです。