茶道の聖地を支えた岡本永司大僧正の逝去とその功績
茶道本山を見守り続けた岡本永司大僧正の足跡
東京都文京区の護国寺を拠点に、日本の茶道や仏教界に多大な影響を与えた岡本永司大僧正が、2023年10月28日午前1時35分に都内病院でお亡くなりになりました。92歳の生涯を全うした岡本大僧正の功績について振り返ります。
生い立ちと学び
岡本永司大僧正は1927年11月8日、東京都板橋区に生まれました。幼い頃から宗教や日本の伝統文化への強い関心を持っていた彼は、旧制豊山学校を飛び越えて大正大学文学部に進学。宗教学科で学びながら、初めての住職としての経験をつむべく、板橋区の真言宗豊山派長徳寺にて勤務を開始しました。
護国寺への貢献
昭和44年には大本山護国寺の執事に就任し、その後も長年にわたって、同寺の住職として多くの信者を導き続けました。そして平成5年に大本山護国寺の第五十三世貫首に就任し、その地位を通じて仏教界における重要な役割を果たしました。さらには、真言宗豊山派の宗機顧問や奈良県総本山長谷寺の顧問を歴任。教育界においても、日本大学豊山高等学校・中学校の同窓会会長として多くの人々に影響を与えました。
多彩な趣味
岡本大僧正は、単なる宗教的なリーダーとしてだけでなく、その趣味にも幅広い興味を持っていました。日本の伝統文化に深い愛情を持ち、茶道や能、歌舞伎を楽しむ一方、囲碁では六段級の腕前を誇り、相撲観戦にも熱心でした。また、園芸にも情熱を注ぎ、自然や生き物との調和を重視していました。
本葬儀のお知らせ
岡本永司大僧正の本葬儀は、令和元年11月29日金曜日の午後1時より、東京文京区の大本山護国寺観音堂で行われます。最寄駅は東京メトロ有楽町線の護国寺駅で、1番口からのアクセスが便利です。また、11月27日まで本坊エントランスロビーにてお別れのご弔問記帳を受け付けています。
最後に
岡本永司大僧正の逝去は、日本の茶道や仏教界にとって大きな損失となります。彼の教えや行動は、今後も多くの人々に影響を与え続けることでしょう。彼の功績を心に刻み、深く感謝しながら、次世代に受け継いでいくことが求められます。
会社情報
- 会社名
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宗教法人護国寺
- 住所
- 東京都文京区大塚5丁目40番1号
- 電話番号
-
03-3941-0764