ソラコム、Fluxの新機能を発表
株式会社ソラコムが提供するIoTシステムの自動化を実現する「SORACOM Flux」に、アプリケーション構築を簡単に行える「アプリテンプレート」機能を新たに追加しました。これにより、ユーザーは専門的なプログラミング知識がなくても、選択したテンプレートに基づき簡単に自動化アプリケーションを構築できるようになります。
アプリテンプレートの具体的な内容
新しく公開された8種類のテンプレートは主に2つのカテゴリに分かれており、それぞれ特定のユースケースに最適化されています。
業務の自動化を支援するテンプレート
1.
温湿度センサーによる熱中症リスク通知: 温湿度データを用いて熱中症リスクを判定し、多言語でチャットアプリに通知。
2.
人数検知と可視化: ソラコムのクラウドカメラサービス「ソラカメ」を使い、映像から人数を検出し、可視化・通知します。
3.
異常事態検知: ソラカメを用いて、異常を迅速に検知し通知する機能を提供。
4.
デバイスの死活監視: pingを利用して、デバイスの状態を常に監視。
SORACOMプラットフォームの運用管理を支援するテンプレート
1.
IoT SIMデータ通信量の通知: IoT SIMのデータ利用状況を常に把握するための通知機能。
2.
SAMユーザーMFAチェックアプリ: 多要素認証のチェックを支援するアプリ。
3.
利用料金の通知: IoTプラットフォームSORACOMの利用料金についての通知機能。
4.
ソラカメの定期スリープと自動起動: ソラカメの効率的な管理をサポートする機能。
これらのテンプレートは、SORACOMユーザーコンソールのFlux画面から無料で利用可能であり、業務の効率化が容易に図れます。
生成AIの活用を促進
さらに、ソラコムはユーザーが生成AIを活用するための支援も強化しています。OpenAIが提供する最新の生成AIモデル(GPT-4.1およびGPT-4oシリーズ)の利用中に必要なクレジットが、これまでよりも60%安く提供されています。この施策により、多くのユーザーが生成AIを活用しやすくなり、ビジネスにおけるデジタル活用が進むことが期待されます。
SORACOM Fluxの今後の展望
SORACOM Fluxは、様々な業界でデジタル化が進む中、企業の業務効率化や自動化のニーズに応えるべく、今後もアプリテンプレートの拡充を図っていきます。新機能により、多様なユースケースに応じたアプローチが可能となり、さらなるビジネスチャンスの創出につなげていくことでしょう。
終わりに
現在、スマート化やデジタル化が急速に進む中、IoTプラットフォームの重要性はますます増しています。株式会社ソラコムが提供するSORACOM Fluxとその新機能は、企業がデジタル化を進める上で非常に有用なツールになることでしょう。今後の展開が非常に楽しみです。
詳細情報
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