データ・アプリケーション、エンタープライズ連携を強化する新サービスを発表

データ・アプリケーションの新サービス『ACMS Apex』がISO20022に対応

株式会社データ・アプリケーション（略称：DAL）は、エンタープライズ・データ連携プラットフォーム『ACMS Apex』に新たに追加予定のオプションとして、NTTデータのファイル伝送サービス『AnserDATAPORT®』と連携する外国送金のISO20022対応の接続性試験を完了したことを発表しました。2024年9月30日にリリース予定のこの新サービスは、金融機関との安全で効率的なデータ伝送を可能にし、企業間でのデータ連携の一層の利便性を図ります。

ISO20022とは

ISO20022とは、国際的な金融取引における標準的な電文フォーマットのことを指します。国際的な銀行間ネットワークSWIFTは、2025年11月からこのフォーマットへの完全移行を予定しています。このことから、金融機関や企業は古いフォーマットからISO20022に対応した新しいフォーマットへの移行を求められるのです。

安全かつ効率的なデータ伝送を実現

今回の接続にあたっては、閉域IP網であるConnecure®を利用し、JX手順を踏まえた通信手順を取り入れています。これにより、送金依頼データや結果ファイルの安全な授受が可能となり、データの暗号化やプロセスの二重化が施されています。特にACMS Apexは、信頼性と可用性に優れたシステムであるため、金融機関とのミッションクリティカルな接続にも耐える設計となっています。

製品情報

新オプション『ISO20022対応外国送金』は、ACMS Apex V1.9に搭載され、2024年9月30日に発売が予定されています。価格は買取型で150万円、サブスクリプション型で月額6万円となっており、導入を希望する企業にとっても選択肢が広がります。

今後の展望

DALは今後も、企業間やクラウドサービスとの連携を進め、安全性と信頼性の高いデータ連携およびEDIソリューションを提供していく方針です。現在、同社の製品は2,933社、14,571サイトで稼働しており、企業の成長を支える基盤技術『DAL PLATFORM』の提供を続けることで、個人や組織が共に成長していく未来を描いています。