関西万博の鳥取県ゾーンの魅力
2023年、大阪で開催された関西万博で、鳥取県の魅力を伝える「鳥取県ゾーン」が注目を集めている。このゾーンは、一つのテーマでまんがや砂丘、食文化を取り上げ、多彩な展示が行われている。
鳥取県ゾーンの基本情報
鳥取県ゾーンは、名物の「鳥取砂丘」の砂を再現した「鳥取無限砂丘」を中心に、まんが王国とっとりや、地元の豊かな食文化が魅力的に表現されている。また、砂を通じた国際交流も進められており、ヨルダン館やサウジアラビア王国館等との共同出展「サンド・アライアンス」が、国内外の来場者に新たな交流を提供する。これにより、鳥取の魅力を世界に発信することを目指している。
来場者数が464,939人を突破
特筆すべきは、2023年9月1日に鳥取県ゾーンと県の主催イベントの来場者が464,939人を達成したこと。この記録を祝うため、記念セレモニーが行われ、464,939人目のゲストには鳥取県の平井知事から特別な旅行券や認定証が贈呈された。記念日の訪問者は、なんと東京都からやってきたご夫婦。彼らは、「この足で砂丘に行ってみたくなった」とのコメントを寄せ、会場の盛況を体感した。本県知事も多くの人々が訪れていることに驚きつつ、さらなる来場者増を期待する意気込みを示した。
鳥取無限砂丘の体験
「鳥取無限砂丘」では、実際の鳥取砂丘から持ち込まれた砂を使用し、来場者が特別なデバイスを使って砂の上を歩くというユニークな体験が楽しめる。この体験を通じて、鳥取県の特産品や観光地が映し出され、まるで砂丘の中に迷い込んだかのような感覚を味わえる。また、プロジェクションマッピングにより、鳥取の豊かな自然や文化、工芸品が映し出され、さらなる没入感を提供している。
まんが王国とっとりの位置付け
鳥取県は、「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげる先生や、「名探偵コナン」の青山剛昌先生等、多くの著名な漫画家の故郷でもある。「まんが王国とっとり」では、これらの漫画家に関連する作品や観光施設が紹介され、訪問者が様々な体験を通じてこの地域の魅力を再発見できる。観光施設を巡りながら、漫画の世界に触れられることは、ファンにとって忘れがたい旅の思い出となるだろう。
鳥取県ゾーンは、地域の伝統や文化を体験しながら、さらなる国際的な連携を促進する場である。関西万博を通じて、多くの人々が鳥取の魅力を再発見し、訪れてくれることを期待したい。