Nishika株式会社がピッチコンテストで優勝
日本最大のAIコミュニティ「WEB300」にて開催されたピッチコンテストで、Nishika株式会社が見事に優勝を飾りました。このイベントでは、台湾の初代デジタル担当大臣オードリー・タン氏や、元Google日本法人社長の村上憲郎氏が登壇する特別セミナーも行われ、AI技術の未来について多くのCXOとともに活発な討論が繰り広げられました。
優勝の背景
Nishikaが本イベント中のピッチコンテストで取り上げたのは、AI技術の社会実装に焦点を当てたテーマで、特にビジネスの現場における課題解決に寄与することに主眼を置きました。具体的には、同社の主力であるAI音声文字起こしサービス「SecureMemo」および「SecureMemoCloud」の技術的優位性と成功事例を紹介しました。これらのサービスは、世界最高水準の文字起こし精度96.2%を誇る独自のAI「shirushi」を搭載しており、セキュリティが重視される企業のニーズにも的確に応えています。
コンテストで高く評価された点は、特にその正確性と導入事例の豊富さでした。多くの審査員がその技術力に感銘を受けており、Nishikaが優勝した要因の一つとなりました。
SecureMemo/SecureMemoCloudの機能
「SecureMemo」は、特にセキュリティを重視したオンプレミス型のAI音声文字起こしソフトウェアです。このソフトウェアは、外部ネットワークから遮断された環境で安全に音声データを処理するため、多くの企業から支持されています。また、特筆すべきは、約100言語に対応可能な翻訳機能や自動話者識別機能です。
一方、クラウド型の「SecureMemoCloud」は、圧倒的な文字起こし精度とともに、議事録をほぼ自動生成する機能を持っています。AIが自動でタイトル、日時、参加者、決定事項を整え、「ほぼ完成」の状態の議事録を作成するため、利用者にとって大幅な時間短縮が可能です。
Nishikaのビジョン
Nishikaは、「テクノロジーですべての人が誇りを持てる社会を」というビジョンを掲げており、そのために企業の生産性向上に寄与するプロダクトの開発を加速しています。特に、会話情報を高精度で記録し、それを情報資産として活用することで、企業の喫緊の課題を解消しようとしています。
今後の展望としては、大規模なデータセットを用いたさらに高精度な音声認識技術の開発や、生成AIとのさらなる統合を進める計画です。これによって、議事録作成を含むビジネスシーンでの労力を軽減し、新たな経営資産を創出することを目指しています。
Nishikaは、今後もさまざまなビジネスシーンにおいてテクノロジーを身近な存在にするための革新的なサービスを提供し続けていくことでしょう。