舞台『先生の背中』
2025-09-04 12:30:49

中井貴一らが贈る舞台『先生の背中』がテレビ初放送決定!

舞台『先生の背中』がテレビ初放送




9月28日(日)午後7時30分、CS衛星劇場にて舞台『先生の背中~ある映画監督の幻影的回想録~』のテレビ初放送が行われます。本作は、映画監督・行定勲が演出を手掛けたもので、6月から7月にかけて全国5都市で上演されたパルコ・プロデュース作品です。出演者には、中井貴一、芳根京子、柚希礼音らが名を連ね、物語は名匠・小津安二郎監督をモデルに、映画撮影所を舞台にした喜劇です。

ストーリーの核心


舞台は昭和30年代の日本。テレビの普及により映画の黄金期が終わりを迎えていました。中井貴一が演じる映画監督「小田昌二郎」は、新作の撮影を試みますが、進行は思わしくありません。彼は、看板娘の幸子(芳根京子)から婚約の報告を受け、さらに撮影の進行が難航します。周囲の脚本家や女優たちも心配し、名監督である小田の心中には不安が渦巻いていました。齢を重ねた彼にとって、これが最後の作品になるかもしれないという恐怖が彼の内面に影を落としていました。

滲み出るヒューマンドラマ


本作の魅力は、監督の内面を描く一方で、彼とその周りの女性たちの人間模様にあります。元芸者の花江や戦争未亡人の和美、銀座のホステス・千代等、さまざまな女性たちが浮かび上がります。小田は、自らの過去の思い出や関わりのあった女性たちの幻影に悩まされ、その中で映画界の景色を振り返ります。重複する過去と現実が交錯する描写は、舞台ならではの独特な表現手法で観客を魅了します。

行定勲のコメント


演出の行定勲は、舞台を通じて「誰もが知る巨匠のイメージとは異なる姿に光を当てることで、哀しみや可笑しみを含んだ人間像が浮かび上がる作品になった」と述べています。映画と現実がないまぜになったような演出は観客にとって新鮮で、観察者である観客にも感情の共鳴を促します。行定監督は、演劇はその場でしか体験できない贅沢な瞬間であり、その瞬間をどのように記録できるのか、観客は期待してほしいと語っています。

放送を記念したプログラム


さらに、今回の放送を記念して、小津監督作品も特別放送される予定です。ぜひ、この機会に小津監督の偉業とその影響を感じることができるでしょう。

この作品は、行定勲が10年ぶりに中井貴一とのタッグを組んで制作したもので、映画ファンにとっても見逃せない一作です。テレビでの初放送を迎える舞台『先生の背中』を是非ご覧ください!

まとめ


舞台『先生の背中』は、行定勲が手掛けた現代の舞台作品で、小津安二郎という巨匠を描くことで昭和の映画界の魅力と哀愁を映し出しています。9月28日放送の番組で、映画と演劇の新たな出会いを楽しみましょう。


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会社情報

会社名
松竹ブロードキャスティング株式会社
住所
東京都中央区築地4丁目1番1号東劇ビル5階
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