CAAVサービスの新機能がもたらすセキュリティ向上
三井物産セキュアディレクション株式会社(以下、MBSD)は、最近、自社開発のASM(Attack Surface Management)サービス「CAAV」に新たな機能を追加しました。この新機能により、ユーザーが利用中のSaaS(Software as a Service)やその他のクラウドサービスを自動的にリストアップできるようになりました。特に注目すべきは、管理者が把握していない「シャドーSaaS」を含むクラウドサービスが一元的に整理される点です。
クラウド利用の現状とリスク
最近のビジネスでは、CRM(顧客管理システム)やWeb会議システムなど、多くのサービスがクラウド上での利用にシフトしています。このように重要な役割を果たすSaaSが増加する中で、設定ミスによるセキュリティインシデントが相次いで発生しています。特に、企業は責任共有モデルに基づき、利用者自身が設定や管理を行う必要がありますが、それが難しい現状があります。
CAAVの自動リストアップ機能の利点
新たに追加されたこの自動リストアップ機能によって、管理者は自社で利用されている全てのクラウドサービスを一目で把握できます。特に「シャドーSaaS」を見逃すことなく、セキュリティリスクの把握と対策が可能となります。これにより、お客様自身が適切な管理を行い、セキュリティレベルを向上させる手助けとなるでしょう。
CAAVの特徴
CAAVは、国際的なカンファレンスで高く評価された独自のツール「GyoiThon」を基にした、誰でも簡単に利用できる純国産のASMサービスです。WebサーバーやVPN機器などを含む公開資産の脆弱性を発見し、管理するまでのプロセスを一元化しています。これにより、ユーザーの運用負担を大幅に軽減し、セキュリティ対策を高める役割を果たします。
今後も、より多くのクライアントにCAAVを利用してもらうことで、企業のブランドを守り続けるための進化を続けていく計画です。詳細については、CAAVのサービス紹介ページを訪れることでより深い理解が得られるでしょう。
会社概要と背景
三井物産セキュアディレクションは2001年に設立され、サイバーセキュリティ専門の企業として成長してきました。ペネトレーションテストや脆弱性診断、マルウェア解析、ログ監視など様々なセキュリティ関連サービスを提供し、日本国内で高度なセキュリティ技術を持つ人材が在籍しています。これからも、企業の安全と成長を支えるためのサービスを提供し続けていく姿勢が期待されます。
今後、ビジネス環境がさらに変化する中で、CAAVがどのように企業のセキュリティを向上させていくのか注目です。