JPYT発行が決定
2022年春に向けて、日本円に連動した前払式支払手段「JPYT」が発行されることが決まりました。この新たなプラットフォームは、ユーザーに新しいデジタル決済の体験を提供することでしょう。JPYTは、自家型前払式支払手段として発行されるBEP20トークンで、その価値は1円=1JPYTに設定されます。
JPYTには「True Trust Technology Together」の4つのTが込められており、「信頼できる技術とともに未来へ」というメッセージが伝わってきます。このプラットフォームは、バイナンススマートチェーン(BSC)からスタートし、サービスが拡張されるにつれて、他のブロックチェーンにも対応していく予定です。
JPAY Pay サービスとJPYTカード
JPYTの取り組みは、単に新しい通貨を発行するだけにとどまらず、さまざまな決済サービスを展開する計画です。特に、決済手数料が0%になる自己管理型決済サービス「JPYT Pay」を開始し、さらにJPYT決済が可能な「JPYTカード」の発行が予定されています。これによって、よりスムーズに日常の決済が可能になります。
また、ガス代が不要で送金や決済が行えるサービスや、独自ブロックチェーンの開発も視野に入れており、市場に一層の革新をもたらすことでしょう。これにより、ユーザーにとって新たな当たり前になり、生活がより便利になることを目指しています。
代表取締役の思い
中野泰輔代表は、5年前に暗号資産に興味を持って以降、ブロックチェーン技術の可能性に魅了されてきました。「NFTの浸透が進む一方で、新しいユーザーにとっては購入するためのハードルが残っているのが現状」と述べ、JPYTを通じて日本の法定通貨とブロックチェーンをつなぐ架け橋になりたいと語ります。
彼は「法定通貨である日本円の価値を前払式支払手段として利用できるトークンを発行することで、よりシームレスな世界を構築したい」と強い思いを込めています。これにより、デジタルとリアルの決済の垣根を取り払う契機となることでしょう。
会社概要
JPYTを発行するのは、「株式会社woorth」で、代表取締役は中野泰輔氏です。2021年10月に設立され、ブロックチェーンや暗号資産のウォレット開発、前払式支払手段の発行という事業内容を持っています。大阪府大阪市に本社を構えており、資本金は1,604万円とされます。
会社のリンク
JPYTは今後、私たちの生活をどのように変えていくのでしょうか。デジタル決済の未来に期待が高まります。