東京23区初！手ぶらでお出かけを可能にする新事業が始動

東京23区初の試み！手ぶらでお出かけ事業の開始

東京都港区はこのたび、子育てを支援する新たな事業として、手ぶらでお出かけを可能にする取り組みを発表しました。令和6年2月より、子ども家庭支援センターでの未使用の紙おむつとおしり拭きの無料提供を開始し、多くの保護者から好評を得たため、提供場所を拡充することが決まりました。これにより、おむつを含む多くの荷物を持ち運ぶ負担を減らし、乳幼児との外出をより支援していきます。

具体的な実施内容

開始時期と設置場所

この新しい支援事業は令和6年8月から順次スタートします。提供される場所は、子どもを連れて訪れることが多い港区の区有施設41か所に広がり、そこでは紙おむつとおしり拭きを無料で手に入れることができます。具体的な提供場所には、子ども家庭支援センターや、あっぴぃ、あい・ぽーと、Pokke、各種児童館、子ども中高生プラザ、港区役所、各地区の総合支所、そして図書館などが含まれます。

地域との協力

提供されるおむつやおしり拭きは、港区が新たに購入する他、サイズアウトした未使用品の寄付を受け入れ、地域全体で子育てを支援する体制を強めていきます。また、寄付の呼びかけを行うことで、地域の協力を促進することも目指しています。

障害者支援にもつながる事業

このプロジェクトでは、紙おむつの受発注、仕分け、梱包、配送業務、また掲示物の作成などの業務を、障害者就労施設に委託し、障害者の方々の就労支援にも寄与します。このように、障害者支援と育児支援の両方を兼ね備えた事業は、コミュニティ全体の意識向上につながります。

港区のこれまでの取り組み

港区では、育児を支援するために、すでにさまざまな施策を展開しています。最近の例としては、2023年6月から始まった区立認可保育園でのおむつのサブスクリプションサービスや、9月から実施の子育て支援施設へのおむつ回収ボックス設置による「紙おむつ持ち帰りゼロサービス」があります。これらの施策は、すべて保護者の負担を軽減するために行われています。

このように、港区は子育て世代の不安を解消するための多様な支援策を提供しており、おむつの無料提供事業はその中でも特に注目を集める施策となるはずです。今後も子育てしやすい環境づくりに取り組む港区の動向に注目です。