神戸発の新しいクラフトビールの波
2023年4月、神戸に新たに誕生したブルワリー「Open Air」が、待望のビール造りを始めます。このブルワリーは、クラウドファンディングも展開しており、初醸造のクラフトビールを一足早く皆さまにお届けすることを目指しています。
公共空間を活用した新たな社会実験
Open Airの背景には、神戸の公共スペースを共用し、地域社会の結びつきを促進する取り組みが存在します。これまでに「URBAN PICNIC」や「STREETTABLE」といった社会実験が行われてきたこのエリアでは、市民が日常生活の中で交流し、共に楽しむことができる環境が整っています。Open Airは、こうしたアプローチを取り入れ、様々な人々が集まる新たな交流の場をビールを通じて創造していくことを願っています。
元町に登場する「神戸元町店」
5月中旬には、神戸の中心地・元町に「Open Air神戸元町店」がオープンする予定です。この店舗は、国土交通省により指定された歩行者利便増進道路、通称「ほこみち」沿いに位置します。神戸元町店では、ストリートファーニチャーを市民が利用できるように展開することで、ビールを楽しむ新しいスタイルの公共空間を提供します。また、この取り組みが地域の活性化につながることを期待しています。
3種類の定番ビールと季節限定ビールの醸造
Open Airは、初醸造として定番ラインアップの3種類と季節限定ビールを準備中です。具体的には、以下の3種類のビールがラインナップとして登場します。
- - Open Air Pale: しっかりとしたバックボーンを持つペールエール。複雑なフレーバーが特徴です。
- - Open Air IPA: 軽やかで爽やかなニュースクールIPA。新しいスタイルのフルーティーな味わいが楽しめます。
- - Rotating Hazy: マンスリーで新しいレシピを届けるオリジナルのHazyスタイル。
さらに、毎月新しいレシピに挑戦し、季節感を感じられるビールも展開していく予定です。例えば、梅雨の時期にはモルトの風味を引き立たせたIPA、秋にはブラウンエールを登場させる計画があります。
ヘッドブルワーの想い
Open Airのヘッドブルワーであるベン・エムリックは、他のビールとの違いを強調し、クラフトビールを通じて日本のビールシーンに新たな風を吹き込みたいと語っています。彼は、日本のクラフトビールがいかに進化しているかを多くの人に知ってもらいたいと願っています。
クラウドファンディングの開始
Open Airでは、2022年4月7日からクラウドファンディングを実施し、目標金額120万円の達成を目指します。この資金は、神戸元町店の前面歩行者空間でのストリートファーニチャー展開に使用される予定です。クラウドファンディング参加者には、特別なリターンとしてオープンブルワリーへの招待や初醸造ビールを提供する予定です。
まとめ
神戸の新しいブルワリー「Open Air」は、公共空間の新しい利用法を模索し、地域とのつながりを深めることを目指しています。今後の展開にぜひご期待ください!