新潟市西区での謎解きクイズラリーの概要
2025年10月4日から10月13日までの期間、新潟市西区役所と新潟国際情報大学の藤田美幸ゼミナールが連携し、「潟結びプロジェクト」において、LINE APIシステム「Liny」を活用した謎解きクイズラリーが開催されました。この取り組みは、新潟市の地域資源を再発見し、地域の魅力をつなげることを目的としたもので、多世代交流を促すものです。
開催の背景と目的
「オーライ!発酵街道開2025」というイベントの一環として行われたこのプロジェクトは、地域の歴史や文化の継承を重視しています。これにより、新潟市西区赤塚の魅力が参加者に広まり、地域創生へと繋がることが期待されています。特に、新潟市のLINE公式アカウントを利用し、参加者が手軽に情報を取得できる仕組みを構築しました。
謎解きクイズラリーの詳細
参加者はスマートフォンを使い、場所に設置された石碑や看板を通じてクイズに挑戦。オンラインでアンケートも収集し、すべてがデジタルで実施されるため、参加しやすさが魅力的です。このプロジェクトは、普段通らない場所に視点を向けさせ、地元に眠る歴史的な資源について認識を新たにするといった効果を持っています。
参加者の声
参加者からは自発的な気づきや感想が寄せられました。「普段通り過ぎる場所がクイズになっており、歴史を学ぶ良い機会となった」「旧道具屋の石碑を初めて知った」など、多くの方々が地域の新たな一面を発見したと報告しています。また、「見慣れた景色が、今後も注目したくなる場所に変わった」といった意見もありました。これにより、地域の魅力が多くの人々に伝えられることが目的と感じ取られました。
取組を通じての地域活性化
地域課長の兼島智子様は、「この取組は新潟市西区としても初の試みであり、地域の資源に注目を集める良い機会となった」と語っています。また、今回の謎解きクイズラリーは、地域の教育と文化に結びつく形で運営され、新潟国際情報大学の学生も参加しているため、教育の側面からも地域に貢献していると言えます。
次なる展望
株式会社アローリンクの蓬莱和真社長は、地域の情報を住民がいつでもアクセスできる「持ち運べる役所」としてのLinyの目指すところを強調し、今後も地域全体が活性化することを願っています。これからも教育機関や地域団体と連携し、このような取り組みを広め、多くの人々が地元の魅力を再発見できる機会を提供していく予定です。
新潟市の歴史や文化を再発見し、地域の魅力を広める謎解きクイズラリーは、参加者にとって新たな体験となりました。今後もこのようなイベントが続くことで、新潟の地域創生につながることを期待しています。