Linux Foundationが無料オンラインコース「Linux入門」をスタート！

Linux Foundationが提供する無料オンラインコース「Linux入門」

2024年10月24日、横浜より、オープンソースを通じたイノベーションを促進する非営利団体、Linux Foundationが新たに無料オンラインコース「Linux入門 (LFS101-JP)」の提供を開始しました。このコースは、特にLinuxの初心者を対象としており、コンピュータに慣れているが、Linuxに関しては学び始めようとする個人、学生、そして企業のユーザーに最適です。これまで英語で提供されていた「Introduction to Linux (LFS101)」を、日本語で学べるようになり、より多くの方がアクセスしやすくなっています。

この新コースの特徴として、これまでは中級者向けの「Linuxシステム管理基礎（LFS207-JP）」が中心でしたが、初心者向けの内容を無償で提供することで、Linuxに親しむハードルを下げる試みがなされています。シンプルでありながらも、基礎からしっかりと学べるカリキュラムが用意されており、Linuxの知識が未経験の方でも安心して学び始められるよう工夫されています。この取り組みにより、より多くの人々がLinuxの世界に気軽に触れ、学びを続けるきっかけとなります。

コース内容について

Linuxは、Webサーバー、クラウドコンピューティング、スマートフォン、さらには家庭用の電子機器など、さまざまなテクノロジーに活用されています。その実用的な知識を学ぶことは、今日のテクノロジーの進化に対応していくために欠かせません。本コースでは、Linux環境で必要とされる基本的なツールや手法、さらに日常業務を遂行するためのスキルを学ぶことができます。

受講生は以下のような内容を学びます：

- 主要なLinuxディストリビューションのナビゲート
- Linuxシステム構成とグラフィカルインターフェイスの理解
- 基本的なコマンドライン操作
- Linux上で使用される一般的なアプリケーションの知識

このオンラインコースは、約60時間のセルフペースで学習できる内容で、無料で受講できます。コースを全うすると、Linuxに関する十分な実践的な知識を養うことができ、主要なLinuxディストリビューションを扱う能力が身に付きます。取得したスキルをもとに、ユーザー、システム管理者、または開発者としてのキャリアに繋げることもできるのです。

さらに、コース修了者にはデジタルバッジが進呈されるため、履歴書やプロフィールにスキルを示す新たな証明を追加する絶好の機会となります。このコースは、次のステップとして中級者向けの「Linuxシステム管理基礎 (LFS207-JP)」を学ぶ際にも、基盤となる内容をしっかりと築くための前提条件として推奨されています。

Linux Foundationとは

Linux Foundationは、オープンソースソフトウェアやオープンハードウェア、オープンスタンダード、オープンデータの協力のための世界的な中心的存在です。Linux、Kubernetes、Node.js、PyTorchなど、数々の重要なプロジェクトを支援し、持続可能なオープンコラボレーションのモデルを構築することに注力しています。詳細は公式サイト linuxfoundation.org にて確認できます。LinuxはLinus Torvaldsの登録商標です。