介護に優しい食卓を実現!金賞受賞の「やさしい献立 なめらか鯛ごはん」
高齢者の食事に対する課題は、年齢と共に増していきます。特に、飲み込むことが難しい方々にとって、安全に食事を楽しむための工夫が欠かせません。 そんな中、キユーピー株式会社が「第10回介護食品・スマイルケア食コンクール」で金賞を受賞した「やさしい献立 なめらか鯛ごはん」の誕生秘話と、その特長についてお伝えします。
受賞した商品の背景
「やさしい献立 なめらか鯛ごはん」は、嚥下(えんか)に問題を抱える方々に向けて設計された食品です。キユーピーが得意とする鯛の風味を引き出し、食感を追求したこの商品は、飲む力が弱い方でも安心して食べられるペースト状に仕上げています。
この商品は今年3月に新たに発売された「やさしい献立」シリーズに属し、エネルギーも豊富。この仕立てにより、一般的なおかゆよりも約1.5倍のエネルギーを摂取することが可能です。
食べやすさの秘密
キユーピーは、1998年から誕生した介護食シリーズ「ジャネフ 介護食」を通じて、栄養価の高いおいしい食品を提供してきました。 その中で「やさしい献立」シリーズは進化を続け、現在は51商品を展開しています。様々な嚥下能力に対応した4つの区分(容易にかめる、歯ぐきでつぶせる、舌でつぶせる、かまなくてよい)に分けられた食品を用意し、介護を必要とする方々だけでなく、食事準備が難しい方々にとっても頼れる選択肢です。
高齢化社会における重要性
2025年には約800万人が後期高齢者となる日本。社会全体が急速に高齢化していることから、介護する側もされる側も、食べる喜びを感じ続けられるような取り組みが求められています。「やさしい献立」シリーズは、介護食としてだけでなく、美味しさを追求した商品としても支持を集めています。
やさしい食卓を彩る
現在、キユーピーは「やさしい献立」シリーズを通じて、誰にとっても食べやすい食事の提供を目指しています。加えて、歯科治療中の患者や、災害時に簡単に使える備蓄食品としても活用されています。
「やさしい献立」の可能性は多岐にわたり、 老若男女問わず、多様なニーズに応えることができるのです。
まとめ
飲み込むことが困難な方々へ配慮された「やさしい献立 なめらか鯛ごはん」は、ただの介護食ではなく、食べる楽しさを再び提供するために開発されました。自らの食卓に彩をもたらすこの商品が、昼食や夕食の時間をより良いものに変えてくれることでしょう。キユーピーの取り組みは、今後も多くの方々に喜びを届け続けることでしょう。